ひろたつ@読書中毒ブロガー @summer3919 1961人分の #2024年の本ベスト約10冊 を集計して、いま最も面白い小説ランキングを作りました。 べらぼうに興奮できるエンタメ、心癒される感動、最悪すぎるトラウマなどなど、あらゆる需要に応えてくれます。 読書好きにも普段読書をしない方にもオススメできます。久々に読書なんていかがでしょう。 pic.x.com/LjaqKSYUcA 2025-03-06 17:39:21

私は、研究者としての40年の間に、たくさんの文章を書いてきた。いわゆる「学術論文」と言われるものから、雑誌のコラム・エッセイまで含めるとその数は数百になるかもしれない。しかし、本当に自分でよくできたと言えるものはほとんどない。できるなら抹殺したいと思うようなものばかりである(一旦社会に出たものは抹殺することはできない。ただし、自分のそばから消すことはできるので、ぜんぶ処分した)。しかし、次の小論は、珍しく自分が気に入っているものである(2002年にローカルな雑誌に書いたものなのであまり人目に触れていないかもしれない)。 私は小学校の国語で教材になっている「ごんぎつね」という作品がたまらなく嫌いだ。これがこの小論を書いた動機である。この小論に対しては、あちらこちらから口伝えでは賞賛と批判の声が聞こえてきた。ただし、文章による評価や批判はなかった。今は考えが少し変わってきている(とくに第3校の
SFを読み始めて30年。 既に約4万を超える作品を読んできた。 短編から長編、ハードSFからライトなSFまで。 それだけSFを読んでいると普通のランキングに載るような作品はもちろんのこと、誰も知らないようなマイナーな傑作にも出会う。 今回は、そういった「普通のランキングには出てこないけど、本当に読んでほしい作品」だけを厳選して紹介しようと思う。 1.『冷たい火星の墓標』 グレゴリー・ベンフォード「ハードSF」というジャンルは往々にして物語よりも科学的アイデアが前面に出がちだ。しかし、この作品は違う。 火星探査隊のクルーが、かつて存在した文明の遺跡を発見する。しかしそれはただの遺跡ではなく、何者かによって”隠されていた”痕跡が見つかる。 考古学的な謎解きが進むにつれ、火星の過去と地球の未来が交差する。 ベンフォードの計算されたプロットと、実際の火星探査データを基にしたリアルな描写が実に圧巻。
時雨沢恵一(Sigsawa Keiichi) @sigsawa 作家。『キノの旅』とか『アリソン』『リリアとトレイズ』『メグとセロン』(一つの大陸の物語)『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』『レイの世界』などなど書きました。あと、あとがき。 時雨沢恵一(Sigsawa Keiichi) @sigsawa 『書かれていないから』という理由で『そうではない』と判断されるとなると、上着の描写しかしていない小説ではみな下半身は丸出しということになるのではないだろか? 「などと意味不明の供述を繰り返しており」by雨沢 2025-02-21 10:02:12
1881年の結婚当時のイザベラ・バード(49歳) 出典:Anna M.Stoddart,”The Life of Isabella Bird (Mrs.Bishop)”, John Murray,1906(金坂清則所蔵)*無断転載禁止 今から142年前、日本に7カ月滞在した英国人女性が最初に目指したのは平取でした。イザベラ・バード研究の第一人者が、日本の旅と旅行記の真実を解き明かす中で北海道の旅と平取訪問を位置づける短期集中連載です。1回目は誤解の原点と6期にわたった旅の軌跡についてです。 地理学者だからこそできるバードの旅行記の正確な翻訳 私は人文地理学を、「人間活動とその所産の地域的存在様式を究明する科学」と定義して研究する地理学者です。それで、京都大学の大学院生だった1973年に、刊行直後の「イサベラ・バード著、高梨健吉訳『日本奥地紀行』」を読んだ時、魅力的な旅行記だと思う一方、不満
大山雅司 @oyama_sancha 大阪生まれの千葉県育ち。今は世田谷区の学習塾で講師やってます。Youtubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」の中の人で「都立合格ドットコム」管理人。 音楽活動やってます→マリ/NEIRRA youtube.com/channel/UCwmsQ… 大山雅司 @oyama_sancha 先日、友人とした話題が面白かったので。 小学4年生の学校で習う「ごんぎつね」。 最後の場面でごんは兵十に火縄銃で撃たれて死ぬ。けど、「ごんは死んでいない。兵十に助けてもらえる」と読解する生徒が一定数いるとのこと。 当然ながら「ごんは死んだ」と解釈するのが一般的だけれど→ pic.x.com/miGqNCR7K6 2025-02-12 14:41:53 大山雅司 @oyama_sancha 仮にこれが入試問題だとして、果たして本当に、本文の記述"のみ"で「死んだ」と断定することは
新入社員の鈴木が、きゅうりの糠漬けを売りさばいている。 最初に気づいたのは、うちの部署の古株である田村さんだった。昼休みにコンビニで弁当を買って戻ってくるなり、「あの子、なんか売ってるよ」と言う。何を売っているのかと訊ねると、「糠漬けらしい」とのことだった。 昼休みが終わる頃、俺も喫煙所の帰りに覗いてみた。給湯室の前で、鈴木がタッパーを手にして立っている。タッパーの中には、瑞々しい緑色のきゅうりが綺麗に並んでいた。「1袋500円です」と書かれた手書きのメモが、デスクの端に置かれている。 正直、意味がわからなかった。新入社員が、自作の漬物を会社で売る。そんな話、聞いたことがない。 「鈴木、それ何?」 「糠漬けです。私、家で漬けてるんですけど、たくさんできるので……」 「それを、売ってるの?」 「はい。無農薬のきゅうりを使っていて、無添加です。市販のものより美味しいと思います」 彼女は営業部の
もはや「買い物」なんて概念が古臭く感じる時代になってしまった。だが、2114年も物欲は健在。ここでは、俺が今年手に入れてガチで「これは革命」「俺の人生が変わった」と思えたアイテムを紹介する。正直、手に入れたときの高揚感をそのまま文章に乗せるのは難しいが、少しでも伝われば嬉しい。 ルシファー式ネオ睡眠棺™(Lucifer’s Neo-Sarcophagus)💤 「30分の仮眠で3日分のエネルギーを得る」らしいが、正直ヤバい 買うときは「こんなもんホントか?」と思ってたが、いざ使うと、夜中の2時に目が覚めてもフルパワー。寝なくても元気というより、「眠りそのものが一種の高次元エネルギー補給になった」感覚。副作用として、時々夢の中に謎の幾何学模様が出てくるが、それを気にしなければ最強。 ゼノメッシュ・オートラボ™(XenoMesh AutoLab)👕 破れる?汚れる?それは前世の話だ この服、
なんはぎ🐟🐟🐟🐟 @nanynayay 劉慈欣の『三体』好きすぎるんだけど、わたしあれ日本語でしか読んだことがなくて。 中国女子に最近その話をしたら、「あれは中国語の原文では、作者の...というより中国の価値観により無意識な女性差別的な内容や表現がとても多く入っていて、中国国内では特に問題にならなかったけれど、英語や日本語 2025-02-02 16:23:41 なんはぎ🐟🐟🐟🐟 @nanynayay に翻訳する際に翻訳者が『これは西側の価値観で見るとアウト』と判断して大分内容を修正しました。(あと文化大革命についての描写も中国語版と日英版では差異がある)。劉慈欣は、過剰に女性を愚かで感情的なものとして描きすぎていて、それは海外では受け入れられないレベルでしたから」と教えて貰って 2025-02-02 16:27:06 なんはぎ🐟🐟🐟🐟 @nanynayay 三体に
軟体動物多様性学会【公式】 @SocStudMollDiv 会の広報に加え、軟体動物学の普及啓発を目的として貝類の様々な話題を中の人(福田 宏)が縦横無尽に呟きます。分類学上の情報などは特記しない限り全て中の人の見解です。英文誌Molluscan Research(MR;オーストラレイシア軟体動物学会と共同で)、和文誌Molluscan Diversity(MD)を刊行中。 marine1.bio.sci.toho-u.ac.jp/md/index.html 軟体動物多様性学会【公式】 @SocStudMollDiv 【訃報】奥谷喬司博士(東京水産大学名誉教授、日本貝類学会名誉会長)が2025年1月11日逝去されました。94歳でした。葬儀は家族葬で執り行われるとのことです。当会からは数年前に退会しておられましたが、著名な貝類研究者であられましたのでお知らせするとともに、謹んでご冥福をお祈り
https://anond.hatelabo.jp/20250105165945 上の記事を読んで、ドワンゴの中の人として糸柳で思い出したこと、彼を雇ったドワンゴがどんな会社だったのかを書いてみようと思う。 糸柳を雇ったのは、ドワンゴのエンジニアのトップだったS君だ。ここでは鉄男(仮名)と呼ぶことにする。 糸柳を雇う少し前、僕は鉄男を叱責したことがある。「お前は自分の使いやすい人間しか採用してない。だからてめえは小物なんだ。自分にない能力をもった奴を採用しろ」みたいなことを言った。 鉄男は中卒だ。そう、ドワンゴのエンジニアのトップは中卒だった。いや、鉄男だけでなく、ドワンゴの幹部エンジニアの半分以上は中卒、あるいは高卒だった。 これは当たり前で、当時のドワンゴは天才エンジニアみたいなやつがゴロゴロいる職場だった。同じ天才エンジニアなら、高校も大学も行かずにずっとプログラミングをやっている中
ある種の作家には歳をとって経験を積み重ねての円熟ということが言いうるのだろうが、少なからぬ作家には未熟だが破天荒な青春期こそが最良の時代であるのではないか、と時々言いたくなる。 SFについていえば結局のところかつてのビッグ3、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークについてもそれは顕著なのではなかろうか。晩年のアシモフによるロボットものと銀河帝国ものとの統合にしても、やり残した宿題を片付けようというその律義さは立派であり、実際そこから我々は思想的課題を引き継ぐことができるのではあるが、文芸作品としてまたエンターテインメントとしてアシモフの晩年の作品が面白いかどうかはまた別の問題である。 ハインラインにしてもそれは同様で、70年代ともなれば「巨匠」扱いで分厚いハードカバーの大長編をどんどん出すようになるわけだが、正直言って客観性を欠いたおやじの説教が緊張感を欠
この記事は「LLM・LLM活用 Advent Calendar 2024」シリーズ2の参加記事です。 この記事はCC0ライセンスで利用できます。許諾も対価もなしで、転載も加工も学習も自由に行えます。末尾に有料部分を設定していますが、中身は空っぽで、全て無料で読めます。 はじめに先日第3回AIアートグランプリにて、『Qveria - 空想世界事典』という作品で佳作をいただきました。 Qveria - 空想世界事典この作品はテキストと画像を生成するAIを使って架空の世界を構築し、その世界についての事典を生成したものです。似た試みはあまりないようで関心持っていただけました。 この記事では同じような遊びをもう少し簡単な題材で、しかし自分の世界を広げて辿れるよう詳しく解説します。 作業の大半は無料で使えるサービスを使い、誰でも気軽に試せるようにしています。ぜひ世界作りと、そこからAIが創作してくれる
「なぜ30%値下げできないの?どれくらいなら下げられるの?」「できるか、できないかで答えてください」と高圧的に言われたらどうするか?『戦略的交渉入門』 「その価格では厳しい、30%下げてほしい」と、初手から無理な数字をふっかけてくる。それは難しいと答えると、「なぜですか?どの程度なら下げられますか?」と畳みかけてくる。答えに窮すると、「できるのか、できないのか、答えてください。できないなら議論は終わりです」と言い放つ。 価格交渉や要件定義の場で、高圧的な態度で話す人がいる。相手を説き伏せ、自分の思い通りの結論に持っていきたがる。一方的にまくし立てて、質問に質問を重ね、相手に話す機会を与えない。 典型的なパワープレイ、二分法、アンカリングの交渉術である。これらはビジネス上の技法であることを、そもそも知らなかった若いころは、さんざんやられたものだ。顧客だけでなく営業や上司からもやられたことがあ
GW中に唯一やったことと言えば「彼氏彼女の事情」を徹夜で一気観したくらいなんだけど、いや~面白かった~。 なんかアニメにも原作にも賛否あるみたいな雰囲気はなんとなく知ってたから、ずっと「ここから鬱展開になるのか…?」とハラハラしてたけど別にまぁそんな無茶苦茶な話ではなかった。 途中で2週くらいに渡って過去回の振り返りがあったり、最終話直前で何の脈絡もなく主人公の妹たちの話があったりして「???」とはなったけど、大昔のアニメだからなんというか歴史上の出来事みたいなもんでネガティブな感想にはならなかったな。 カレカノっていわゆる「庶民の気立ての良い娘が、高貴な拗らせ男を持ち前の天真爛漫さで癒す」みたいな話だと思うんだけど(少なくともアニメ化されている範囲では)、これって最近の悪役令嬢ものとかでも良くある奴だよね。 カレカノ観てこの手の話が結構好きだと気付いたんだけど、このパターンて初出は何なん
ひたすらタイトル通りの出来事なのですが、自分のなかでは黒船来航くらいの衝撃だったので記録しようと思います。 長文になりますので、あまりにも暇な方のみお読みになることをお勧めします。 私はアラサーの会社員で、「くしゃみに興奮する」という性的嗜好を持っています。 自己紹介もそこそこに性癖の話で恐縮です。 くしゃみをさせる対象は人間の女性キャラクターがベストですが、 男性はもちろん、人間ではない(動物などがデフォルメされた)キャラクターでも問題なく楽しめます。 小説など、文章にあらわれるくしゃみの描写にも非常に興奮します。 ただし、現実世界のくしゃみにはあまり惹かれません。 早朝の電車内で、ノーマスクの中年男性がかます爆裂ハクションには殺意に近いものを覚えます。 後で少し書きますが、なりふり構っていられないくらい供給が少ないくせに、注文や条件をつけてしまうわがままな性癖なのです。 くしゃみは一般
6月初旬 喧嘩が増えてた。 私も、仕事が繁忙期なのもありイライラしていて、夫の些細なことが気になる。 ある晩に、夫から「気に入らないなら離婚」と言われる。売り言葉に買い言葉じゃないけど、私もカッとなってたので、「わかった近々離婚届持って帰るわ」と返す。 後悔してるんだけど、この時わたしは「もう夫のこと好きじゃないし、今後また好きになることもない」と言ってしまった。 でも、この時はただの口喧嘩で、お互い本気じゃないと思っていた。 そう思っていたのは私だけだった。 6月中旬 あれから何度か「離婚の話し合いしよう」「離婚届はまだ?」と言われていたが、繁忙期で疲れており、「仕事が落ち着くまで待って」と返していたら、次第に言われなくなった。 6月下旬 繁忙期が終わった。 頃合いを見計らってか、夫から「離婚の話し合いしよう」と言われる。この頃の私は離婚のことをすっかり忘れてたし、思い出しても「ただの口
アニメみたけどなんやこれ宇宙なのにあまりにも2Dすぎん?w 宇宙なのに「後方から回り込む」とかマジでいってんのな。逃げ道ありまくりすぎるw あと宇宙なのに両陣営が上下(天地?)きれいに整列してそのまんま上下の概念引き継いで戦争が続くのもなんかシュールすぎる あとさあ宇宙なんだからさすがにその密度にはならんでしょって思う。 直進するレーザーがバチバチ当たってて初期配置がアホすぎる。宇宙ぞ? もっとさあこう宇宙なら「粗」だろ「粗」(「疎」?)。大艦隊でも絶望的な虚無を感じるくらいの間隔で並んでるはずだろ まあ全体的に宇宙わかってねえし大宇宙の怖さが全然表現できてねえし政治パートも原作が大昔なんを割り引いてもなんか陳腐だったわ。 (追記) ※ネタバレ注意 思いのほかトラバブクマあつまったな。みんなサンキュー。 てかなんでやねんそうはならんやろ言いながら37話まで見たwノイエのほう。 まあそれはそ
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