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ブックマーク / hongokucho.exblog.jp (3)

  • またもや「経済教室」=実質マイナス金利が劇薬なら… | 本石町日記

    日(28日)もまた日銀応援の「経済教室」が引っかかってしまった。書き手は私も良く知る二人なので、批判めいたことを書くのは大変心苦しいのだが、「実質マイナス金利が(バブル発生の)劇薬になる」との意味付けは、逆説的に量的緩和の解除を難しくする側面をはらむ。なぜなら、実質マイナス金利がバブルを発生させるほどの劇薬的効果を持つのなら、「少し薄めて劇薬効果を弱めればいいじゃないか」と切り返されてしまうからだ。預金金利引き上げによる所得増強・消費活性化というトンデモ系に比べると、今回の教室はまだ理屈として破たんはしていないが、解除を正当化する理由として「バブル」という副作用を持ち出した時点で筋の通りは悪くなる。 そもそも、①実質金利の求め方が「短期金利-CPI」で正しいのか②マイナス金利が広がるほど物価が当に上がるのか③現状はバブルではないとの認識が示されているが、今後マイナス金利になったとしてバ

    flak
    flak 2005/12/31
  • 預金金利を3%にすれば…=「経済教室」より | 本石町日記

    消費回復のために家計の利子所得を復活させる、そのために預金金利を引き上げるにしても、3%という水準が例になっていたのには正直驚いた。「経済教室」と言うからには、教室的に何かを教えようという趣旨があるのだろうが、家計1千兆円の金融資産が3%で30兆円の利子所得を生み出し、それで「消費が増えて、企業の売り上げが増え、賃金を引き上げることが可能になる」となってしまうと、まさに利上げするほど景気が良くなるというシナリオが堂々と語られてしまった。書き手は結構名の知れた識者だが、これっていわゆるトンデモ系の経済学だと思うのだが…。 私は経済学を学んだ人間ではないので、経済学的な反論というより実務的な反論を試みたい。預金金利が3%だとすると、コールレートはそれよりも上で、貸し出し金利はもっと上になる。ざっくりコールは4-5%、貸出金利は5-6%だろうか(この部分、銀行関係者のご指摘歓迎です)。ちなみに、

  • 悲観論への非常に複雑な激しい同調 | 本石町日記

    中原伸之前日銀審議委員とのインタビュー。要点は以下の通りであった。 景気回復は終盤で、ピークを恐らく過ぎつつある 日が長期の新たな回復軌道に乗るという楽観論は信じ難いシナリオだ 石油高で来年の名目成長はマイナスの恐れがある 悪い金利高とスタグフレーションが最大のリスクだ 今の日銀はゼロ金利を解除した5年前と良く似ている 量的緩和を解除すると大変危険なことになる 量的緩和の解除は次の回復局面を待つべき 全国地価や銀行貸出の明確な反転など解除条件にすべき 私は景気先行きには懐疑的なので、中原氏の基シナリオは琴線を打つものがある。もっとも、悲観シナリオが現実化するのは実生活的にはツライ。架空ポジションは大当たりだが、現実のポジションがやられるような、実質的には負けの勝負である。従って、非情に複雑な気持ちで激しく同調したインタビューであった。 なお、中原氏が挙げた新「解除条件」は、インフレ期待

    flak
    flak 2005/10/13
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