今日はサンクスギビングデイ、だそうだ。しかしキリスト教徒ではないこちとらとしては、いったい何に感謝したものやらちっとも実感がわかない。それどころかそのへんのレストランや商店が軒並みしまって単に迷惑なだけである。と思ったら近くの中華料理屋だけはしっかりと店を開けていたので助かった、とそこではたと気づく私。そうか!この日はアメリカで働くチャイニーズに感謝する日なんだ! ・・というわけで(なにがというわけ、なのかわからないが)アカロフ講演メモはちょっとお休みにして、ここで以前から気になっていた人民元改革関係の問題について、考えをまとめておきたい。 この件に関して特に気になっていたのが、最近中国国内で、人民元改革後の中国がかつてのプラザ合意後(ちなみに中国語では「広場協議」です)の日本が苦しんだ「円高シンドローム(日元升値総合症)」に陥ることを懸念する論調があちこち見られるようになってきたことだ。