グーグルのサービスの多くにとって、機械学習(マシンラーニング)は今や欠かせない技術となっている。写真検索や音声認識技術などが良い例だ。機械学習とはコンピュータが学習し、予測を立てたりパターンを認識することを可能にする技術だ。これらを実現するための複雑な処理の多くはグラフィック処理ユニット (GPU)を使ってクラウドで行われている。 現在グーグルが取り組んでいるのは、機械学習の処理を端末で完結させることだ。グーグルで機械学習を担当するグループは1月27日、半導体スタートアップのMovidiusからチップのライセンス供与を受けると発表した。Movidiusは低消費電力のビジョン・プロセッサ・チップ(VPU)を開発している。今後グーグルはMovidiusの最新チップMyriad 2 VPUを同社の端末に搭載するという。 「我々のビジョンは、身の周りにあるデバイスをもっと自立制御できるようにするこ
