コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスを基盤に、各種のクラウド型セキュリティサービスを手掛けるアカマイ・テクノロジーズでWebセキュリティの動向を追う中西一博氏が、非常に発見が難しくなっているWeb攻撃の実態と手口を暴き、その対策について解説する。 以前の連載:迷惑bot事件簿 Log4j脆弱性に対する攻撃の傾向 Log4jはJavaベースのロギングライブラリだ。柔軟で包括的なロギング機能を備えているため、Webアプリだけでなく組み込みデバイスに至るまであらゆるものに使われている。 12月に発見された脆弱性「CVE-2021-44228」を利用した攻撃では、Log4jの「Lookup機能」という、ログとして記録された文字列の一部を変数として扱い、置換して処理する機能が悪用された。 Lookup機能の一つ「JNDI Lookup」を使うと、HTTP GETなどの簡単なHTTPリク
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