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20年余り現代アート作品を発表しアーティストと名乗ってきたのを、今年以降やめることにした。 作品のネタが尽きてしまったから、あるいは継続できない物理的要因が生じたからではない。もうアートでやれることはない、アートはお終いだと思ったからだ。 そんなことを今頃気づくなんて、遅いだろうと思う。アートは既に70年代に「死んだ」と言われていたのだから。 私は80年代前半に芸術大学を卒業し、そのまま当然のようにアーティスト活動を始めた。アートが消費文化へと変化していった80年代を通じて、モダニズムとしてのアートは確実に後退した。個人性や日常性の表出が楽観的に謳われる一方で、すべての物事は均質な情報にフラットに還元されているかのように語られた。 そうした拡散には違和感を覚えながらも、教条的なモダニズムを真に受けることも不可能という立場で、 私は制作をしてきた。 マス・ビジュアルが圧倒的な優位にある視覚文
物語の魔術師ボルヘスは、「砂の本」という名の理由をこう述べる。 この本は、『砂の本』というのです 砂と同じくこの本には、 はじめもなければ終わりもないのです じっさい手にしてみれば分かる、どの短編を拾っても、そこから次へ紡がれて次からボルヘスの手を経て、またそこへ還ってゆく。スゴ本「伝奇集」の円環より、もっと立体性を感じる。円よりも、そう、螺旋構造をめくっているような感覚。読み手の読書経験によると、そこにクトゥルフや千夜一夜を見出したり、ドッペルゲンガーを思い出すことだろう。しかしそうした伝説を包含し、包含した「お話」を重ねてゆき、ついには巨大伽藍をぐるぐるしている自分がいる。 「砂の本」には、最初のページがない。最初のページを探そうとしても、表紙と指のあいだには、何枚ものページがはさまってしまうのだ。最後のページも同様で、まるで、本からページがどんどん湧き出てくるようだ。めくる傍からペー
遅ればせながら、三菱一号館美術館で「マネとモダン・パリ展」を見る。丸ノ内周辺の再開発の進展にも驚くが、リノヴェーションを経てその中核施設となったこの美術館の豪奢さには圧倒される。小部屋を連ねたかたちの展示空間は使いやすいとは思えないが、この展覧会のごとき小品を中心に構成された展示であれば空間によって作品が随分映える印象がある。それにしても空調の関係であろうか、それとも消防法との兼ね合いか、自動ドアが多いことには驚いた。予想したより来場者は少なかったが、ロケーション、展示内容のいずれを考えても今後も多くの集客が予想されるからメンテナンスが大変であろうなどとくだらぬ心配をしてしまう。 開館記念展となる「マネとモダン・パリ」は期待に違わぬ充実した内容である。マネについて日本では過去にさほど大きな展覧会を見た印象がない。カタログの表紙となった《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》、あるいは《エミー
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
人類史上最も成功した人工言語である,プログラミング言語.自然言語と異なり整備された規則をもつこの言語の記号論的な探求は,一方で自然言語に通底する知見を我々にもたらす.再帰性の概念を軸に,人間の記号そのものを再考する野心的な試み. 1章 人工言語と記号論 2章 情報記号 第1部 記号のモデル 3章 バビロンの混乱 4章 記号が一体化する時 5章 「である」と「する」 第2部 記号,対象の種類 6章 文 x:=x+1 7章 三種類の項 8章 ある■・その■ 第3部 記号のシステム 9章 構造的・構成的 10章 記号と時間 11章 系の再帰と進化 12章 結語
y_arim twitter, gender, racism, art, youtube 「彼ら自身のアート活動の論理的帰結として彼らの破滅も組み込まれているべきじゃないかなあと思います。その覚悟もないのならこんなことやるべきじゃない」というNaokiTakahashi氏の言に深くうなずく。 2010/06/17 分からんな。目的格がない。「彼らの破滅」は何に「組み込まれているべき」なんだ? 当初オレはそれを「作品」と読んだが、お前は y_arim メタブクマの翼 逆に言うとこれは人権侵害とかとは関係なくアートとして成立しうるとNaokiTakahashi氏は言っているわけで、そこにも同意するのだけど//↑以前から、社会倫理とアートの価値観は別レイヤーと仰ってるので「関係なく」と。 2010/06/17 とも言っているから、「作品」ではないようだ。すると何だ? 「アート活動」か? その「帰
小久保せまき @semakixxx 「ドブス」は表現の自由の問題ではない。国家による表現の統制は意図を問わない。ある表現に対して国家が自動的に「意図」を付与することで制限するからだ。「ドブス」はその表現で弾圧されているのではない。彼女らを嘲笑、揶揄している彼等の明白な「意図」が問題視されているのだ。 2010-06-22 16:22:48 Akihiko Matsumoto 🔮 松本昭彦 @akihiko_japan 今日は山川冬樹さんから「ドブスを守る会」の映像についてコメントがあった。作る側は自分に誠実であることが一番大切とのこと。演習だけど、始まる前の金八先生的なお話が実はいつも非常に勉強になる。一線のアーティストのものの見方、考え方を肌で感じられる貴重な機会。こういうのは技術より大事。 2010-06-22 20:24:18
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