妻亡くした寂しさ率直に 城山三郎さんの手帳見つかる2008年12月18日16時34分印刷ソーシャルブックマーク 発見された手帳(新潮社提供)城山三郎さん 昨年3月に79歳で亡くなった作家、城山三郎さんの晩年の手帳が見つかった。日記としても使われたもので、妻を亡くした寂しさなどが率直につづられている。ベストセラーとなった回想録『そうか、もう君はいないのか』の創作メモにもなったものとみられる。 見つかったのは、98年から06年までの手帳9冊。神奈川県茅ケ崎市の城山さんの仕事場から遺族が見つけた。 がんで死去した妻容子さんについては00年2月24日に「容子、天国へ」という記述があり、「冴(さ)え返る 青いシグナル 妻は逝く」という句も書き込まれていた。 01年6月4日には「今後は容子のことを書く。ゆっくりと」「いい短篇(たんぺん)を書く。じっくりと」と決意が記されている。同月24日には、「ママよ