ウクライナの首都キエフ(Kiev)の独立広場(Independence Square)に放置された装甲車の上で休む人たち(2014年2月25日撮影)。(c)AFP/BULENT KILIC 【2月26日 AFP】国内の分裂と経済崩壊という二重の脅威に立ち向かうウクライナでは26日、暫定政権発足の準備を進める親欧州連合(EU)派の指導者たちが、反ヤヌコビッチ政権のデモを激しく弾圧した特殊部隊を解散した。 内相代行を務めるアルセン・アバコフ(Arsen Avakov)氏は自らのフェイスブック(Facebook)上で「ベルクト(Berkut)」として知られるエリート特殊部隊を即時解散させたと発表した。 今回の反政権デモを経て同国は、ウクライナ語を話す親EU派の西部と、強力にロシア化されている南東部で国民感情が分裂しており、双方が共有するベルクトに対する嫌悪感以外に国内を団結させるものはほとんどな