史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレスト(8848メートル)登頂に成功した冒険家の三浦雄一郎さんが、登頂直前に食べた老舗和菓子店・虎屋の「特製ようかん」が商品化され、30日から急きょ、限定販売されることになった。登頂前に成功を祈願して同社が三浦さんに贈った、エベレストに太陽が昇る様子をデザインしたもの。一方、三浦さんは29日朝、羽田空港着の航空機で元気に帰国した。 三浦さんはエベレスト頂上への最終アタックを控えた最終キャンプで、天候がベストの状態になるまでしばらく待機。その間、次男・豪太さん(43)ら登頂チームの仲間と抹茶で茶をたて、“茶会”を開いた。その時の茶菓子が、虎屋の特製ようかんだった。三浦さんが登頂後、中継で出演したテレビ番組などで茶会の話をしたことから、注目を集めていた。 今年初め、三浦一家と親交のある虎屋の社長夫人の携帯電話に、豪太さんから連絡が入った。「今、エベレスト