国際化が進む中、日本でも多文化の生い立ちを持つ「ハーフ」と呼ばれる人たちが増えている。 先週末、自身もハーフである西倉めぐみ氏と高木ララ氏が共同監督を務めた「HAFU(ハーフ)」が東京で公開された。渋谷アップリンクにて18日まで上映される予定だ。 本作は、さまざまなルーツを持つ5組のハーフたちに焦点を当てた長編ドキュメンタリー。ハーフたち自身のナレーションと率直なインタビューによって、文化や外見、教育などの課題を浮き彫りにし、彼らが直面するアイデンティティの問題に迫る。 【多様な5人のハーフたち】 デイビッドはガーナ人とのハーフで、6歳で来日。両親が離婚し、8年養護施設で育った。現在、彼は日本でガーナに学校を建てる資金を集める活動をしている。 メキシコ人とのハーフの9歳のアレックスは、日本の小学校で同級生たちからいじめられ、インターナショナルスクールに転校する。 ベネズエラ人とのハーフのエ
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