エルサレムの旧市街で3日夜、パレスチナ人の男が通行人を刃物で次々と刺し、イスラエル人の41歳と21歳の男性が死亡し、21歳の男性の妻が重傷、2歳児が軽傷を負った。男は被害者から銃を奪って発砲したが、イスラエル治安当局に射殺された。 イスラエル当局者によると、容疑者の男はヨルダン川西岸ラマラ近郊の19歳の大学生とみられる。フェイスブックに「第3次インティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)が始まった」などと書き込んでいた。武装組織「イスラム聖戦」がメンバーの犯行と主張する声明を出した。 被害に遭った家族らは、ユダヤ教の安息日が終わった後、旧市街の聖地「嘆きの壁」に向かっていたとみられる。イスラエルの治安当局は事件を受けて、パレスチナ人の旧市街への立ち入りを一部を除き2日間禁じることを決めた。 9月以降、旧市街にあるイスラ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。