「神の子どもたちはみな踊る」は村上春樹氏が2000年に刊行した連作短編集で、当初「新潮」に連載された時には「地震のあとで」という総題がふされていた。ここでの地震は神戸淡路大震災である(1995年1月)。なおこの神戸の地震からすぐの3月には地下鉄サリン事件がおきている。 今回これを思い出したのは、この短編集の中の「神の子どもたちはみな踊る」が新興宗教を扱っているからで、もちろん最近おきた安倍氏の事件に触発されてである。 この短編集では「神の子どもたちはみな踊る」が新興宗教を扱っている。主人公の善也(よしやと読む。ヨシュアに由来?)の母は『お方』を自分達の神とする宗教の信者で、『お方』こそがあなたの父であると善也に常々言い聞かせている(母子家庭)。しかし善也はこの人こそが自分の父ではないかと疑っている人物がいて、ある夜、偶然その人に出会い、跡をつけるが見失ってしまい、深夜の人っ子一人いない野球
みんな興味がないことは知っているのだけど、ニコニコの選挙特番での東さんの統一教会に関する発言があまりにひどくて、東さんをここまで追ってこられた奇特な人たちの間ですら動揺が広がっている、ということを誰かに伝えたい。 pic.twitter.com/SFCZEPryLh — Otowa (@070vv4) July 12, 2022 当該番組を見ていただければわかりますが、ぼく、東浩紀は、統一教会(現在は「世界平和統一家庭連合」ですが、こちらの名称のほうが知られているのでこちらで記します)を擁護しておりません。また安倍元首相銃撃事件犯人の動機が統一教会と関係がないとも発言しておりません。 ぼくはそもそも、統一教会がカルトであるかどうかを判断する立場にありません。また、統一教会と安倍元首相に関係があったとして、それが今回の襲撃の合理的な理由になりうるものかどうかについても、判断する立場にありませ
安倍晋三元首相(享年67)が今月8日、奈良市で行っていた参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した事件で、元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)は、より殺傷能力の高い銃を選んだという趣旨の供述をしていることが12日、わかった。そうしたなか山上容疑者は複数の過激な“反アベ”の団体に所属していたとの情報が浮上した――。 山上容疑者は奈良県警の調べに対し、「事件前日に安倍氏が演説した岡山市の会場に持って行った銃とは別の銃を当日は使った」と説明しているという。 安倍氏を銃撃した8日には、一度に複数の弾丸が出る、散弾銃のような手製の銃を使った。一般的に散弾銃は、近距離での命中率が高いとされる。7日に岡山に携行したのはこうした銃ではなかったが、8日になってより殺傷能力の高い手製の銃を選んだことになる。県警はその経緯を調べている。強い殺意をうかがわせる山上容疑者だが、安倍氏を狙うようになったきっかけは母
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」代表世話人の山口広弁護士=東京都千代田区で2022年7月12日午後5時35分、春増翔太撮影 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が信者に献金や奉仕を強要しているとして、被害救済などに取り組んでいる「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は12日に記者会見し、今も同連合による信者への献金の強要に関する相談が寄せられていると明らかにした。同連合に対して献金の違法性を指摘し、元信者への返金を命じる民事裁判の判決が近年も相次いでおり「(同連合による)献金の強要はないという説明はうそ」と強調した。 安倍晋三元首相への銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=は「母親が(同連合の)信者で、寄付により破産して家庭が崩壊した」ことが事件の動機の背景だったと供述。同連合の田中富広会長は「母親の寄付は本人の意思に基づく」と反論し、同連合では「過去に献金トラブルもあったが
京都案内の本は山のようにある。本書『にわか〈京都人〉宣言』(イースト新書)はちょっと変わっている。副題にあるように「東京者の京都暮らし」がテーマになっている。長く東京で文芸誌の編集者をしていた著者の校條(めんじょう)剛さんが、京都の大学で教えるようになり、数年間暮らした記録なのだ。単身赴任なので、ほとんど自炊。京都の普通の人々の庶民的な暮らしぶりを、体験をもとに紹介している。 「教授」の誘いがあった 校條さんは1950年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。1973年、新潮社に入社し、「小説新潮」編集長、「新潮新書」編集委員などを経て、2010年に退職。14年から19年まで京都造形芸術大学文芸表現学科教授を務めた。『ぬけられますか――私漫画家滝田ゆう』(河出書房新社)で大衆文学研究賞を受賞したほか、著書に『ザ・流行作家』(講談社)、『作家という病』(講談社現代新書)などがある。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く