先日、その価格の高さが話題になったガン治療薬「オプジーボ」について、政府がその薬価を来年度に50%まで緊急的に引き下げる方向で調整を行っているという(NHK)。 オプジーボの価格が「1ヶ月分で約300万円」と高価であり、その大半は公的な医療保険によって負担されることは以前にも取り上げられているが、これが国の財政を圧迫しているとして緊急値下げを行う方向になったという。オプジーボは予想よりも普及しているとのことで、「薬の販売額が年間1500億円を超える場合の引き下げのルール」を適用し緊急値下げを行う方針らしい。 当然ながら、製薬会社側はこれに対し「慎重な対応」を求めているという。なお、オプジーボを開発した小野薬品工業は、オプジーボの好調によって売り上げおよび利益を大幅に伸ばしている(小野薬品工業決算補足資料)。