日本の改革派がアメリカ型株主資本主義を目指すべきとの主張を続けている一方で、アメリカには国をその対極へと導こうとしている政治家がいる。中でも注目すべきは、2020年のアメリカ大統領選で民主党の有力な指名候補となると見られる、エリザベス・ウォーレン上院議員だ。 最近ウォーレン上院議員は、しばしば日本特有のものと見なされることの多いステークホルダー・モデルへアメリカを移行させることを目的とする「Accountable Capitalism Act(責任ある資本主義法)」を提案した。ウォーレン議員は、過去30年にわたって広がりを見せてきた株主重視モデルを覆し、アメリカ企業と労働者がともに豊かだった、それ以前の時代へ回帰することを目指して草案を作成した。 年間売上高が100億ドルを超える企業が対象に ウォーレン議員の法案はあまりに非現実的で、この内容で今の議会を通過できるはずがない、と即座に切り捨
日経平均が2万円を一度超えたあたりから、日本株に対して加熱感が出ていると指摘する人も少なくない今、個人投資家は上昇への期待だけでなく下落への対応策も考えておくべきだ。そうしたときに、下落をただ眺めているのではなく、下落をプラスに変える売買がある。それが信用取引の売りなのだ。 高値で株を借りて売って買い戻す! 上昇より下落相場が急角度で稼ぎやすい 信用取引のメリットの一つが「空売り」を使って、相場の下落局面でも儲けられること。自己資金や株券を保証金にするのは、信用買いと同じだが、信用売りなら「高値で売って安値で買い戻す」ことで利益を獲得できるのだ。 「保有していない銘柄をどうやって売るの?」と思う人もいるかもしれないが、その仕組みはシンプル。株価が割高すぎるなど、これから下落しそうと思う銘柄を見つけたら、「証券会社からその株を借りて、その時点の株価で売る」(信用売り)。そして読み通りに株価が
ESOP(イーソップ、イソップ)とは、『Employee Stock Ownership Plan(従業員による株式所有計画)』の頭文字をとったものであり、企業拠出による従業員に対する退職時雇用者株式給付制度を指す。米国ではEmployee Retirement Income Security Act(ERISA:従業員退職所得保障法)およびInternal Revenue Code (I.R.C.:内国歳入法典)において定義[1][2]され、制度の租税法上の適格性要件が厳格に定められた適格退職金・年金制度であり、確定拠出型年金信託の一形態である[3][4][5]。アイルランド及び英国(及びオーストラリア等の連邦諸国)においても、米国と同様の法制度が存在する。また、中国[6]、ロシア、ハンガリーなどで同様の制度導入が進んでいるといわれている。 これを実現するスキームとしては、ノンレバレッジ
4割の個人投資家が運用成績プラスという記事が非常に気になりました。 昨年の個人投資家の運用成績は、およそ4割の投資家が運用益がプラスだったという記事がありました。Twitterでわかま屋さんが流してくださった記事です。逆に言うと、去年のような高値を記録した相場でも6割の個人投資家は勝てないということです。 これは大変に厳しい結果と言って良いでしょう。毎年毎年高値を記録する相場はあまりありません。いわば去年は「ボーナスステージ」とも言える恵まれた相場でした。ただ難しかったのは、上下動があったことでしょうか。 日経平均は必ずしも右肩上がりではない、上下動の激しい指数 個人投資家、トランプ相場でひと息 4割がプラスに|マネー研究所|NIKKEI STYLE から引用。以下画像の出所は全て同じです。 これをみて分かるのは、昨年度の日経平均株価はなべ底を描いているということです。米国株が2月から殆ど
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 今回で当連載は最終回となります。そこで今回は、「よさそうだな」と思った会社を「これなら投資できそうだ」と確認するための5つのステップをご紹介します。バフェットの銘柄選びが少し難しいと感じる人でも、この方法なら大丈夫でしょう。 (1)事業の内容を理解する ――ホームページをチェック メインス
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 フィリップ・フィッシャー(*1)はバフェットに大きな影響を与えた人です。 フィッシャーが注目したのは、業界の平均を上回る割合で成長し続ける「会社の成長性」です。フィッシャーは会社の財務内容を調べるだけでなく、優れた会社は経営者も優れていると考え、インタビューを行なって経営者の能力や性格を詳
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 バフェットは会社のオーナーになったつもりで投資先を選ぶので、経営者の資質をきびしくチェックします。たとえ会社の見通しが明るく見えたとしても、その経営者が有能で誠実な人でなければ、決して投資はしません。私も、この考え方には大賛成です。 私がかつて証券会社に勤めていた頃、「松下さん」とか「本田
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 バフェットは1995年の株主総会で、次のように話しています。 「私たちが求めているのは、投資した資金に対して高いリターンを生み出してくれる会社です。しかも、将来にわたってその状況が続くことが大切です。そのために私が注目するのは、長期的な比較優位性を持っているかどうかです」 つまり、バフェッ
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 バフェットは、一時的に注目を集めている株には関心を示しません。それよりも長期的に成功していて、利益を上げている会社に興味を持ちます。バフェットの銘柄選びの重要なキーワードは「安定した利益」なのです。 その代表として、やはりコカ・コーラが挙げられるでしょう。コカ・コーラは1880年代に清涼飲
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 多くの人が、「バリュー投資」と「グロース投資」を別のものとして考えているようです。 バリュー投資とは、現在の株価が割安なのか割高なのかを見きわめて、割安なら買うという方法です。一方、グロース投資は、会社の将来の成長性に注目して、業績が伸びそうなら買うという方法です。しかし、バフェットに言わ
1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。 お金持ちになるためのバフェット入門 バフェットの考え方がわかれば、安全・確実に資産を増やすことができる。銘柄の選びからバリュー投資までのシンプルな考え方をコンパクトに紹介。 バックナンバー一覧 バフェットの投資哲学の基本は「買うのは会社であって、株ではない」という名言によく表れています。つまり、株式投資とは会社の一部を所有することなのだから、会社の内容を重視して投資を行なわなければならないということです。 投資家の多くは、株価の動きや経済動向ばかりに目を奪われてしまい、その株を発
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