Webサイトがブラウザーの「フィンガープリント」を作成するために集める情報について知らせてくれる拡張機能を、ある研究チームが開発しました。 「ブラウザーフィンガープリント」とは、ブラウザーから得られた情報を組み合わせて得たデジタルの「指紋」のことで、個々の利用者を特定するのに使われます。指紋と同じように、かなり正確に持ち主を特定することができます。本人に気付かれずに採取するのが難しい指紋とは違い、ブラウザーフィンガープリントはインターネット上のさまざまなサービスで使われていますが、必ずしも利用者の利益は考慮されていません。 ミュンヘン連邦軍大学の研究チームは、どのWebサイトがどのようにブラウザーフィンガープリントを収集しているかを追跡可能な、ブラウザー拡張機能を開発しました。その上で、アクセス数の多いWebサイト10,000件を解析し、どういった種類の情報が集められているのかを調査しまし