米オラクルは9月21日、データベースの専門家がいない中小企業でも容易に導入し、自動化された運用で手間のかからないOracleデータベースマシン「Oracle Database Appliance」を発表しました。 企業がデータベース導入で直面する大きな課題の1つが運用にかかるコストです。データベースの知識のあるエンジニアを情報部門で雇用して保守を担当させるか、あるいはSIerのような専門家に運用支援を依頼する必要がありました。 クラウドが注目されているのは、こうしたデータベースを含むIT基盤の運用一切を外部にアウトソースできるためです。人的資源も含む固定資産が不要になり、運用コストが変動費化すると同時に大幅に圧縮できます。 しかしオラクルのラリー・エリソン氏は以前からクラウド嫌いで知られており、自社製品としてはクラウドに背を向け続けています(クラウドベンダを通してクラウド上でのライセンス提