昨年から中国において、話題を呼んでいるスマートフォンといえば、iPhone以外では間違いなく「小米」である。Tech-On!の記事(中国で大人気の“幻のスマホ”を入手)で既に紹介されているこのスマートフォンは、昨年10月に発売されてから、高性能(デュアルコア1.5GHz)と低価格(1999元、日本円で約25000円) がウリで、人気が続いている。他のスマートフォンとの機能、価格、ユーザー体験、品質の比較が注目されているが、私が興味をひいたのは、携帯電話機を作る伝統的なメーカーではない、従業員がたった数百人程度の小米が、どうやって高性能と低価格のスマートフォンを作って、全国的に販売できたかだ。なぜ、強敵が溢れるスマートフォン業界で有名になったのか、何かイノベーションがあったのだろうか。期待を込めて、考察してみた。 「小米」の由来 小米は北京小米科技有限責任公司が販売するスマートフォンのブラン
世界最大の家庭用消費財メーカーであるP&Gは、かつて経営の行き詰まりを感じていたが、研究開発体制を抜本的に改革し、見事な立ち直りを見せた。その背景には2つの「クラウド」の実現が大きく寄与しているという。 2つのクラウド 「クラウドソーシング」という言葉をご存じだろうか。「クラウドコンピューティングを使ったシステム調達のこと?」などとお思いの方もいるかもしれない。この言葉は「実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング」(2007年 gooランキング)で1位に選ばれたビジネス用語であり、多くの日本人が誤解している言葉の1つだ。 クラウドソーシングでのクラウドは「Crowd=群衆」を意味する。Wikipediaのように世界中の群衆の知恵を結集して素晴らしい価値を作りあげることを集合知と呼ぶが、この集合知は英語で「Wisdom of Crowd=群衆の知恵」という。この集合知のクラウドとアウトソ
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