社民党副党首で富山県連代表の又市征治参院議員は17日、鉢呂吉雄・前経済産業相が東京電力福島第一原発の周辺自治体を視察した感想として「死のまち」などと表現して辞任したことについて「実態が『死のまち』だということは、私も実感として受け止めた」と述べた。 その上で、原発事故をもたらした政治責任が問われるべきだとし、「言葉を使ったことがけしからんというのはおかしい」との持論を展開した。 富山市内で開かれた自治労県本部の定期大会や党県連の常任幹事会で述べた。自身が7月上旬に同原発から20キロ圏内を視察したときの感想といい、「(事故後の現状は)原発推進をやってきた結果。死のまちと化すような事態を起こしたことが間違っている」と語った。 鉢呂・前経産相の発言については「(被災者の)希望を失うことを言うべきではない」とも述べた。