千葉県内で母子家庭の女性らに暴行を繰り返していたとして、同県警が強姦(ごうかん)や住居侵入などの疑いで同県木更津市の作業員、鵜沢孝夫容疑者(65)を逮捕していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。夜間、室内に刃物を持って侵入、抵抗されると「子どもに危害を加えるぞ」などと脅していたとされる。県警は06年以降に起きた十数件を立件する予定という。 県警や起訴状によると、鵜沢容疑者=強姦や住居侵入などの罪で一部起訴=は昨年5月19日や同12月31日の未明、県内の別々の女性宅に侵入し、女性を強姦した疑いなどが持たれている。 捜査関係者によると、同容疑者は主に県内の母子家庭や女性の一人暮らしの家を狙っていた。近くに駐車している車にチャイルドシートが取り付けられていたり、運転席の座席が女性向けに前の方になっていたりする家を選んで侵入していたという。