赤とクリーム色のツートンカラーを配し、「赤胴車」の名で親しまれてきた阪神電気鉄道(大阪市)の伝統車両が2日に運行を終え、半世紀を超える歴史に終止符を打った。武庫川線のみで運行していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため新車両への置き換え日は公表されず、市民の生活を支えた車両はひっそりと姿を消した。 赤胴車は1958(昭和33)年、特急や急行用の車両として導入。愛称は当時流行した漫画キャラクター「赤胴鈴之助」にちなみ、シンボル的な車両として長年親しまれてきた。本線での運行を終えた2015年以降は武庫川線のみで4編成が走り続けていた。 3日は緑と白が基調の「甲子園号」と、黄色と黒の「タイガース号」の2編成が運行を開始。朝の駅ホームには通勤客をはじめ、初乗車を楽しむ親子の姿などが見られた。 また阪神電鉄は、同線を走る残りの2編成「TORACO号」と「トラッキー号」について、デザインをホーム
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