今回は,TCPとUDPを取り上げる。TCPとUDPは,どちらもネットワーク層(レイヤ3)のプロトコルであるIPの一つ上位に位置するトランスポート層(レイヤ4)のプロトコルである。TCPは,エンド-エンドで仮想的な通信路(コネクション)を張って通信する「コネクション型」のプロトコルで,信頼性の高い通信を実現するためにパケットの到着確認や失ったデータの再送などさまざまな制御のしくみを備えている。 一方,UDPは,そうした信頼性確保のしくみを捨て去り,速度や通信効率を徹底追求したコネクションレス型のプロトコルである。身近な利用例としては,SMTPやHTTPなどがTCPを使い,DNSやSNMPなどがUDPを使っている。 問1 TCP/IPネットワークにおいて,TCPを使用するアプリケーションはどれか。 ア DHCP イ FTP ウ ICMP エ NTP 問2 UDPのヘッダフィール
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