将来への布石が手薄な会社が多い 企業の社員は、自社の「投資」についてどう捉えているか。キャリコネの口コミで見てみよう。 ヤマハ発動機で電子回路設計を担当する30代前半の男性社員は、自社の戦略を批判的に見ている。 「グローバル化戦略が、将来の市場の可能性よりも目先の収支につられ、ライバル社の二番煎じでコスト競争に走る傾向がある。 もう少し単年毎の一喜一憂よりも、将来への布石を考える気風が必要」 短期的な収益を重視すれば、「投資」などしない方が成績表の見映えはよくなるが、それによって将来性を損ねてもいいのか。 IHIの研究開発に携わる40代男性も、このような矛盾を鋭く指摘している。 「最近は、直近のことに注力しすぎ、将来が危ぶまれる。経営陣の任期が短く、その間の業績に意識が集中し、 業種として将来への投資が不可欠であるにもかかわらず、ほとんど取り組まれていない」 日機装の20代男性「若い人を海