全日空の社長が1カ月分の報酬の50%を返上するそうだ。そのほか幹部10人を減俸処分。いったい、どんなとんでもない不祥事を引き起こしたのかと思ったら、9月14日のシステム・トラブルで多くの便が欠航したことに責任を取るとのこと。えっ、そんなことで・・・。「システム・トラブルが二度目なので重く受け止める」とのことだが、何か違和感がある。 確かに昨年に続き二度目で、影響も広範に及んだのから、たいしたことでないとは言わない。トラブルの原因も、チェックイン端末を管理するサーバーの設定ミスだそうで、かなりトホホな話。いわゆる“うっかりミス”というやつだ。だけど、「またもや社会に大迷惑をかけたシステム・トラブル」みたいに騒ぎ立てられる話なのかと思ってしまう。 このように書くと、間違いなく怒られるだろう。「ITは今や重要な社会インフラだ。実際、二度のトラブルで多くの人が迷惑をこうむった。いい加減なこと言うの
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