※今回はいつもよりさらに限定されたところにのみ通じる話で、IT業界一般に通じる話ではありません。 前回、ソースコードの保守性について色々と書いてみました。最後の方で「あまり重要視したくない」と、散々書いておいてそれかよ、的な締め方をしたので、今回はその点について書き進めていきたいと思います。 前回、わたしの個人的な考え方として「保守性はそこに関わる人達の中で考えて適用する」という姿勢について書いてみました。しかし、この「関わる人たちの中で」というのがネックにもなると考えています。特に中小~零細企業に多いと思いますが、新しい技術・手法に対しては消極的なところが多いように見受けられます。そして、その時に意見として出されるものの中に、この「保守性」が挙げられるのです。 保守性を盾にする人たちというのは、新しい技術や手法の導入に対して「メンテナンスが行いにくくなる」だの「できる人が限定されてしまう