2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、東京都内で白紙撤回となっていた大会公式エンブレムの再選定を行い、五輪とパラリンピックが一対になった最終候補4作品から作品A「組市松紋」を選定したと発表した。 組織委員会は閉鎖的と批判された前回選考の反省を踏まえ、8日に最終候補4作品を公開。17日までインターネットやはがきで国民の意見を募った。この日の最終審査ではプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長ら21人の委員が投票し、過半数を得た作品を決定。組織委の理事会で承認を得ての発表となった。
東京五輪エンブレムはA案「組市松紋」 2016年4月25日14時48分 スポーツ報知 五輪エンブレム最終候補「A」案 2020年東京五輪・パラリンピックの新大会エンブレム発表会が25日、都内で行われ、最終候補として公表されていた4案のうちA案の「組市松紋」が採用された。 江戸時代に「市松模様」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いたA案は、インターネット上の投票などではB、D案よりも支持が少なかった。だが、組織委のホームページ上で募集した意見では、他の作品と比較して「日本らしい」「東京らしい」との内容が多く、大会の“顔”としてふさわしいとされ、一般公募1万4599作品の頂点に選ばれた。 なお、佐野研二郎氏が手掛けた旧エンブレムは、昨年9月に酷似騒動が起こり、白紙撤回されていた。
20年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は25日、都内で会見し、「酷似騒動」により選考をやり直していた公式エンブレムを正式に発表した。最終候補に残っていた4案のうち、A案に決めた。A案作者は野老(ところ)朝雄氏。この日行ったエンブレム委員会の最終審査で決定した。 A案は、「組市松紋」がテーマ。江戸時代に「市松模様」として広まったチェック柄を伝統色「藍色」で、粋な日本らしさを描いた。形の異なる3種類の四角形が、国や文化・思想の違いを示す。その違いがつながり合い「多様性と調和」を表現し、つながる世界を目指している。 組織委員会は4作品について一般からの意見を募った。森喜朗会長は25日の理事会で、これまで4万人、述べ11万件の意見が寄せられたことを明かし、「国民の関心の高さが明らかになった」と述べた。 エンブレムをめぐっては昨年7月、佐野研二郎のデザインに決まったが、その後「酷似問題」が表面
新国立競技場の建設計画を巡り、当初のデザインを手がけたイギリスのザハ・ハディド建築事務所は、事業主体のJSC=日本スポーツ振興センターに対し、新たな計画案のデザインが見直し前のものと似ているとして著作権を巡って交渉を要求したことを明らかにしました。 これについて、ハディド建築事務所は14日、事業主体であるJSCに対し、競技場の構造や配置など具体的な類似点を示した書面を送付し、著作権を巡って交渉を要求したことを明らかにしました。ハディド建築事務所は、JSCから未納となっているデザインの代金を支払う代わりに著作権を譲るよう要請されたとしたうえで、「JSCは、著作権の問題を認識している」として、早期の解決を求めました。その一方で、ハディド建築事務所は「満足のいく対応がなされない場合は、法的措置を取る」としていて、今後、競技場の著作権を巡り、日本側は難しい対応を迫られることになりそうです。 これに
2020年東京五輪・パラリンピックの大会エンブレムが白紙撤回された問題で、大会組織委員会の調査チームは18日、旧エンブレムの1次審査で投票を意図的に操作する不正があったとする調査結果を発表した。 2次審査以降は適切に行われ、最終的に選ばれた佐野研二郎氏の作品の選考には影響を与えていないとしている。 調査チームによると、1次審査段階で、審査委員代表の永井一正氏が、組織委員会から参加要請をしていた8人のデザイナーの作品については、自動的に2次審査に進めるよう組織委のマーケティング局長とクリエイティブディレクターに要望していた。 104作品の応募があり、1次審査はそれぞれ20票を持つ8人の審査委員が、優れた作品に票を投じ、2票以上入った作品が2次審査に進む仕組みだった。
2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は1日、ベルギーの劇場ロゴの盗作疑惑が指摘されていた公式エンブレムの撤回を決めた。この日午前、東京・虎ノ門で開かれた緊急会議で、デザインしたアートディレクター佐野研二郎氏(43)が盗作は否定しながらも、撤回を申し出た。五輪エンブレムの撤回は極めて異例。新国立競技場の計画白紙撤回に続き、大会のシンボルが相次いで見直される前代未聞の事態となった。 事実上の撤回要請だった。8月31日夜、佐野氏の元に組織委の槙英俊マーケティング局長が車で訪れ「問題について明日、詳しく聞きたい」と呼び出した。「電話で『来てくれ』と依頼するレベルの問題ではなかった」と関係者。そしてこの日、組織委の武藤敏郎事務総長、審査委員長の永井一正氏と緊急の3者会談を行い、約1時間の議論の末、水を向けられた佐野氏は切り出した。 「『模倣だから取り下げる』ということはできないが、今や
デザイナーの佐野研二郎氏(43)が制作した2020年東京五輪のエンブレムについて、大会組織委員会は1日、今後の使用を取りやめる方針を固めた。大会関係者が明らかにした。エンブレムをめぐっては、エンブレム自体のほかにも、応募当初の原案やエンブレムの街頭での使用イメージについて盗用や無断転用の指摘が相次いでいた。 大会関係者によると、方針については大会組織委員会の幹部らで構成する調整会議を同日夕に開き、正式決定する。佐野氏の事務所は「広報の担当が外出しているのでわからない」としている。 五輪エンブレムは、応募作品104点の中から佐野氏の作品が選ばれ、7月24日に発表された。しかし、発表直後から、ベルギーのリエージュ劇場のロゴマークなどと「似ている」とネット上で話題になった。 ベルギーのデザイナー、オリビエ・ドビ氏と劇場側の代理人は8月、「エンブレムはロゴマークの盗用」と主張し、国際オリンピック委
2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギーの劇場ロゴに似ているとの指摘を受けるなど批判が高まっている問題で、大会組織委員会が使用を中止する方針を固めたことが分かった。関係者が1日、明らかにした。同日午後、組織委や東京都など開催準備に関わる組織や団体の代表者で構成する臨時の調整会議が開催され、佐野研二郎氏(43)のデザイン見直しや、今後の対応を緊急協議する。 決定した五輪公式エンブレムの見直しが決まれば極めて異例の事態となる。既に組織委スポンサーはエンブレムをテレビCMなどに使用しており、影響も予想される。エンブレムは五輪開幕まで5年となった7月24日に発表。ベルギーのリエージュ劇場のロゴを制作したデザイナーが「驚くほど似ている」と指摘し、劇場側は8月、国際オリンピック委員会(IOC)を相手に使用差し止めを求めて地元裁判所に提訴したと発表した。
トキが顔を覚えるなら…同じ色の作業服、帽子のつばは後ろに…学び続けた21年間「繰り返しだけど、毎日違う」 佐渡トキ保護センター(新潟佐渡市)飼育員・中川浩子さんが退職
サントリービールは8月13日、東京五輪・パラリンピックのエンブレムを制作した佐野研二郎氏のデザインによるトートバッグをプレゼントする「夏は昼からトート」キャンペーンについて、一部の賞品を取り下げると発表した。デザインをめぐって「ネット画像の無断使用では」といった指摘があり、佐野氏から取り下げの申し出があったという。 佐野氏側はWebサイトで、「いずれも身近にあるアイデアや素材をモチーフにしたものではありますが、現在、専門家を交えて、事実関係などの調査・検討を開始しております」とした上で、「しかしキャンペーンを楽しみにしていただいているお客様にさらなるご迷惑をおかけすることは本意ではありません」と、取り下げを申し出たことを説明している。
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