防衛省は8日、日本の人工衛星への脅威となり得るスペースデブリ(宇宙ごみ)などを監視する航空自衛隊の専門部隊を18日に発足させると公表した。部隊名は「宇宙作戦隊」。空自府中基地(東京都)を拠点に約20人態勢で立ち上げ、2023年度を目標に監視任務をスタートさせる。宇宙監視を任務とする専従組織は自衛隊で初めて。 地球の周りでは、運用を終えた人工衛星やロケットの破片が飛び交い、稼働中の人工衛星と衝突する危険がある。また中国やロシアが人工衛星を攻撃する兵器の開発を進めており、政府は宇宙監視体制の構築に力を入れている。