大川に浮かぶ巨大なアヒルのオブジェ=10日、大阪市中央区、筋野健太撮影 大阪市の八軒家浜(はちけんやはま)船着き場(中央区)に巨大アヒル「ラバーダック」が浮かんでいる。開催中の「水都大阪2009」に出展されたオブジェで、高さと幅は9.5メートル、長さ11メートル。水をはじくテント用生地を縫い合わせ、膨らませた。明治時代に淀川改修に尽力したオランダ人技師にちなみ、オランダの若手作家が設計した。 アヒルは開幕初日の8月22日、縫製のトラブルでパンク。今月5日に「元気」な姿で帰ってきた。企画したプロデューサー小原啓渡(けいと)さん(49)は「大阪は景気の悪い話が多いが、これから再浮上して夢膨らむ街になってくれたら」と話す。アヒルは27日まで浮かんでいる。