幻の怪獣「ネッシー」が生息する伝説がある英北部スコットランドのネス湖で、湖水のサンプルを採取してDNAを解析し、生物種を特定する生態調査が進んでいる。国際研究チームの調査を主導するニュージーランド・オタゴ大学のニール・ジェメル教授(遺伝子科学)は6月、「ネッシーは少年のロマン。伝説を生物学的に説明する新発見があることは疑いようがない」と20世紀最大ミステリー解明に意欲を見せた。 (インバネス 岡部伸) 調査は湖沼で採取した水に含まれるDNAの分析により、水棲動物の生息状況を推定する環境DNA解析法で行われる。 ジェメル氏によれば、生物が水中を移動すると、皮膚やうろこ、羽、毛、排せつ物などのDNAが残る。今回の調査では、「2週間かけて湖のさまざまな場所、水深から水サンプルを300個採取し、日本製の機材で有機物質をこしとり、DNAを抽出。これをヒトゲノムプロジェクトのために開発された遺伝子科学
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