以前よくネタ元にしていたBritish Medical Journalは、だいぶ前に有料化されてしまい、取り上げにくくなってしまったが、年末になるとやはり何か大ネタを振ってくるのではないかという期待があり、ついつい注目してしまう。 12月4日号に掲載された論文、“Dynamic spread of happiness in a large social network:longitudinal analysis over 20 years in the Framingham Heart Study”は、そんな期待に多少は応えてくれる一品。珍しくタダ、というのも有難い。 題名を直訳すると、「広い社会的ネットワークにおける幸福の力動的伝播について:フラミンガム心臓研究における20年間の長期的分析」ということになる。フラミンガム心臓研究というのは、畑違いの私でも知っている有名な大規模調査で、マサ