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ブックマーク / keens.github.io (24)

  • eBPFでDockerの--passwordで入力したパスワードを盗む | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。以前の記事の続きで、 /proc を監視するのではなくeBPFで取得してみます。ついでにRustのコードをeBPFで動かせるライブラリのayaも使ってみます。 以前の記事では /proc 以下の監視をビジーループで回すという力技で新しく作られたプロセスを補足していました。これだとCPU使用率が上がって美しくありませんし、何より原理的には見逃しもありえてしまいます。そこでカーネルの機能を使って全てのプロセスの作成を監視して低CPU使用率かつ捕捉率100%の実装を目指します。 eBPFとは? なんかLinuxカーネルでユーザの書いたコード動かせるやつです。私は説明できるほど詳しくないので適当にググって下さい。 1つやっかいな点として、独自のバイナリを動かすのでカーネル内で動かすコードはコンパイラがeBPFに対応したものでないといけません。また、カーネル内で動かすコードをユーザラン

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  • プログラミング言語の未来はどうなるか | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。最近JEITAのソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップ2020に参加したんですが、そこで五十嵐先生、柴田さん、Matzとパネルティスカッションをしました。その議論が面白かったので個人的に話を広げようと思います。 年末年始休暇に書き始めたんですが体調を崩したりと色々あって執筆に時間がかかってしまいました。 時間を置いて文章を書き足していったので継ぎ接ぎ感のある文体になってるかもしれませんがご容赦下さい。 というのを踏まえて以下をお読み下さい。 いくつか議題があったのですが、ここで拾うのは一番最後の「プログラミング言語の未来はどうなるか」という話題です。 アーカイブが1月末まで残るようです。もうあと数日しかありませんが間に合うかたはご覧下さい。 そのとき各人の回答を要約すると以下でした。 五十嵐先生:DSLを簡単に作れる言語というのが重要。それとプログラム検証、プログラム

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  • シャドイングの嬉しさ | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。 Rustに限った話ではないのですが、よくRustを触ってみた人がシャドイングが気持ち悪いという反応をしているのを見かけるのでシャドイングがどういう機能かを解説します。 Rustのシャドイング まずは「気持ち悪い」と言われることもあるRustのシャドイングについて。 Rustでは以下のコードが合法です。 let input = "42"; let input = input.parse::<i32>().unwrap(); // 以後、i32 型のinputが見える let result = input * 2; input という名前の変数を2回導入しています。 最初の input は &str 型で、2つ目の input は i32 型です。 このコード以降では後に定義した i32 型の方の input が有効になっています。 後から導入した変数が先にあった変数を覆い隠す

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    fumikony
    fumikony 2020/06/20
  • BlogやるならGitLab Pagesがおすすめ | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。 GitHub Pagesからこんにちは。 私はこのGitHub Pagesのブログの他にGitLab Pagesのブログも持ってるんですが、それが使いやすいので宣伝します。 GitLab Pagesを使うと Markdownでブログがかける Markdownのまま git push で記事の公開ができる コンテンツの管理が(GitHub Pagesより)楽 サイトでHTMLJavaScriptが使い放題 になります。 JavaScriptが自由に使えるということは私のようにreveal.jsなどのスライドエンジンを使ってMarkdownでスライドを書いて公開することもできます。 ブログに自由度が欲しいという方におすすめです。 GitHub PagesとGitLab Pages GitHub PagesとGitLab Pagesはだいたい似たようなことができます。 ユーザの

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  • 手続き型脳で型推論を実装してみた | κeenのHappy Hacκing Blog

    このエントリは型 Advent Calendar 2019 - Qiita 2日目に遡って投稿しているエントリです。 担当に遅刻した訳ではなくて空いてたので前から詰めて投稿しただけです。 κeenです。世の中に型推論アルゴリズムは色々知られていると思いますが、それを一切無視して型推論を実装してみたので報告します。 型推論の基的理解 式に型変数を割り当てて、既に分かっている型から制約条件をつけてその制約の連立方程式を解けばいいです。 例えば以下のようなSMLの式を考えましょう。

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  • 安全なシステムプログラミング言語Rustへの招待 | κeenのHappy Hacκing Blog

    # 安全なシステムプログラミング言語Rustへの招待 ---------------------- [IIJ Labセミナー](https://iijlab-seminars.connpass.com/event/152079/) === # About Me --------- ![κeenのアイコン](/images/kappa.png) * κeen * [@blackenedgold](https://twitter.com/blackenedgold) * Github: [KeenS](https://github.com/KeenS) * GitLab: [blackenedgold](https://gitlab.com/blackenedgold) * [Idein Inc.](https://idein.jp/)のエンジニア + 2年半くらい仕事Rustを書いている

  • 「実践Rust入門」を書いたよ | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。実践Rust入門 言語仕様から開発手法まで(技術評論社)を書いた(3人で共著)のでどういうなのか解説します。 5/8発売です。電子版もありますよ。Gihyo Digital PublishingだとPDFが手に入るので人気らしいです。 See Also 書籍『実践Rust入門』の詳細な目次です 目指したもの Rustの入門書といえば公式ドキュメントのThe Book、TRPLなどと呼ばれるThe Rust Programming Languageやその有志による和訳が一番に挙がるでしょう。 それ以外にもオライリーよりProgramming Rustやその和訳版も出ています。 どちらもRustについてよく書かれており、書の購入を検討されている方は上記2冊との違いが気になるかと思います。 書の大きな特徴は以下の2点です。 Rust 2018 Editionに対応している 実

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  • お薦めのコンパイラの本とか | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。たまにお薦めコンパイラの教えてなどのやりとりをTwitterで見かけるのでまとめておきます。 私の主観が入っているので他の方の意見も参考にして下さい。 普通の入門書三書 よく挙げられるのは通称「ドラゴンブック」、「タイガーブック」、「中田先生の最適化なんちゃらの」です。 このうちのどれかを読むと良いでしょう。 こういう教科書系のによくあることですが、だけでなく挙げられている参考文献の情報も重要なので読み終わっても売らないで棚に残しておくことをお薦めします。 コンパイラ[第2版]~ 原理・技法・ツール ~ いわゆるドラゴンブックです。結構古くからあるです。前半が構文解析の理論で、後半でコンパイラ関連の技法などが載っています。 割と技法の紹介が多く、幅は広いですがそれぞれの説明に割かれた紙面は小さいです。 章分けが雑なので目次だけで内容を判断せず、手にとって確かめたほ

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  • async/awaitと合成可能性 | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。async/awaitって実装の都合と利便性の良い所取ってるよなーと常々思ってるのを言語化してインターネットに放流します。 何度か似たようなことを言ってるのですがスライドであることが多くてあまり情報量を詰め込めなかったのでブログにまとめます。 非同期処理と継続 非同期処理は時間のかかる処理を待ち合わせずに別の処理をし、時間のかかる処理が終わってから元の処理を継続する仕組みです。 let url = "http://example.com" let html = fetch url (* この結果を待たずに別の計算をする *) (* fetch urlが終わったあとでここに戻ってきて後続の処理をする *) print html 「継続」や「後続」などのキーワードが出てきているとおり、継続の影がチラチラ見えます。 継続とはいってもスレッドのようなタスク単位で分割したいのでフルの継

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  • 雰囲気でシェルを使っている人のためのシェル入門 | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。雰囲気でシェルを使ってる人が多いとのことだったので少しばかり込み入った知識を。 あと一応POSIX準拠かどうかも気にしながらやっていきます。 基礎知識編 シェルの種類 まず、POSIXにシェルが定義されています。 これに最低限の機能で準拠しているものをPOSIXシェルと呼ぶことにします。いわゆる/bin/shです。具体的な実装はbsh、ash、dashあたりでしょうか。 最低限の機能以上に色々拡張されているシェルを拡張POSIXシェルと呼ぶことにします。具体的な実装はbash、zsh、kshなどでしょうか。 ここでは触れませんがPOSIX準拠でないシェルも存在してcshやtcshなどのシェルがあります。あと確か最近話題のfishも違ったような。 さて、1つ問題になるのは普段使いのコマンドラインはおおむね拡張POSIXシェルでしょうが、サーバで使うシェルやデプロイスクリプトで呼

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  • 非同期とノンブロッキングとあと何か | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。最近同期/非同期、ブロッキング/ノンブロッキング、直接形式/継続渡し形式あたりが混乱してきたので個人的に整理します。 あくまで私個人の理解を纏めただけなので誤謬などに注意して下さい。 追記: @tanaka_akrさんから指摘されたのですが、用語の説明が間違っていそうだったので書き直しました。 diffはこちら 非同期とノンブロッキングはよく混同されます。また、非同期処理の記述形式として直接形式や継続渡し形式などがあります。 私自身違う言葉だなとは思いつつも混同したり違いを忘れたりしています。 非同期もノンブロッキングもナイーブなIOに比べると速い方式だな程度の理解でいてそんなに困らないと思ってますし混同や誤用に目くじらを立てるつもりもありません。 しかしながら3者を区別しないと意味を成さない文脈で3者を混同している技術を何度か見掛けたので(自分の中で)整理しようと思ったのが

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  • 関数型プログラマからみたRust | κeenのHappy Hacκing Blog

    C++からRustに入った人あたりから「関数型言語から来た人のRustの感想を知りたい」とたまに言われるのでいつかブログ書こうか。 — κeen (@blackenedgold) 2017年4月3日 イントロ 私はRustをやる前にはCommon LispやSMLを主に使っていましたが、仕事ではScalaを使っていましたし他にもOCamlやSchemeやClojureやATS2やHaskellなどを書くこともありました。 私を含めた多くの関数型言語経験者人が一度は Rust for functional programmers を読んだことがあるかと思います。 このように関数型言語と比較して書かれるといかにも似た言語に見えるので私は興味を持ちました。そこで私は実際にRustに触れ始めたのです。 構文 let があるのでおよそOCamlなどに似ているという印象を受けました。 デフォルトでイミ

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  • Rust in Production | κeenのHappy Hacκing Blog

    Rustプログラマミートアップでの発表用

  • 気付いたらRustの環境構築がかなり楽になってた | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。ここのところRustの開発ツール回りでリリースが続いてセットアップが楽になってるようだったので最新の情報をお届けします。 とりあえず私は既存の環境があるので一旦全て破棄してから再度セットアップしてみます。 Rustのインストール rustup.rs - The Rust toolchain installerがリリースされたので以下で一発です。 $ curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh そして をシェルのrcファイルに書き加えたらOKです。 今のシェルにも反映するには同じく上記のコマンドを打ちます。 周辺ツールのインストール cargoがあるので楽ですね # コードフォーマッタ $ cargo install rustfmt # 補完、定義ジャンプなど $ cargo install racer まあまあ時間がかかります。 エディタ(Emac

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  • サイバーエージェントを退職しました | κeenのHappy Hacκing Blog

    このエントリはEx CyberAgent Developers Advent Calendar 2016 - Adventar1日目の記事です。 元サイバーエージェントの人がわいわいやります。 κeenです。二年弱勤めたサイバーエージェント退職したのでその旨について。 サイバーエージェントの思い出 サイバーエージェントに興味をもつきっかけになったのも入社することになったのも学生の頃からずっと参加し続けていたLispMeetUpでした。 LispMeetUpでは長らく会場としてCAのセミナールームを使わせてもらっていました。 そこでエンジニアに対して気軽に施設を提供するCAや社員の@potix2さんを知って、そのまま@potix2さんの手引でCAに入社する運びとなりました。 「面接でLispは口にしない方が良い。100%落ちる。」なんて言ってた割にはLisp繋りで入社しました。 Cyber

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  • Rustの所有権/ミュータビリティの分割 | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。昔所有権/ミュータビリティを分割したくなったけどぱっと方法が思いつかなくて困ったことがあるので今更ながら備忘録として残しておきます。 ミュータビリティ 例えば、HTTPパーサを作ろうとしてるとしましょう。 受け取ったバイト列のバッファをパースしてヘッダやらボディやらのサブスライスを返します。この時、返り値のサブスライスはユーザへの自由を与えるために mut にしたいですよね。 そう思ってこういうコードを書くと use std::io; fn parse(buf: &mut [u8]) -> io::Result<(&mut [u8], &mut [u8])> { ... Ok((&mut buf[hstart..hend], &mut buf[bstart..bend])) } mutability_split.rs:4:31: 4:34 error: cannot borr

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  • LXDがリリースされたらしい | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。頭痛い。LXDがリリースされたようなので1つ記事をば。 LXDはLinuxで動く軽量仮想化コンテナ、LXCのラッパでREST APIとCLIが提供されています。 LXC、LXD共にUbuntuの開発元、Canonicalが開発しています。 LXCについては初期のDockerがバックエンドに使っていたので知名度もそこそこあるかと思いますが、 そのラッパであるLXDはこの度ようやく正式リリースされました。 既にDockerがあるのになぜわざわざ新たにLXDを使うんだって気もしますが、対象とするレイヤーが違います。 Dockerはアプリケーションコンテナ、つまりアプリケーションを動かすためのプロセスより強い分離環境を提供するために使われますが LXDはシステムコンテナ、つまり仮想マシンより軽い仮想化環境を提供します。 なのでファイルシステムはCopy on Writeしませんし一度

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  • 就活について思ったことをここに書き記す | κeenのHappy Hacκing Blog

    私は今4年生なので去年の今頃は就活なんてものをしていた。下の代から若干日程が変わっているがそろそろ就活ムードが出てきているのでなんか吐いておく。思い出かもしれないし愚痴かもしれないし毒かもしれない。経験かもしれないし他人の代弁かもしれない。後輩の役に立つかもしれないし人事の方に向けたメッセージかもしれない。 念のために書いておくが私はIT系の会社のプログラマ、エンジニア職ばかり応募していた。他の業界、職種に当て嵌まるとは限らない。 注意 良かった企業は名前を出す、悪かった企業はここには名前を書かない方針にする。悪かった企業の具体名が知りたかったら@blackenedgoldに訊いて下さい。 リクナビ、メール 周りの流れに乗せられてリクナビに登録することになる。個人情報を大量に打ち込む。すると大量のメールが届く。正直、情報量はゼロに近い。メールは受信しないにチェックした方が良い。 リクナビの

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  • Shell Scriptでオプションをパースするときの必勝法 | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。CIMの解説 実装編の執筆はもうちょい掛かりそうです。だいたいコードが落ち着いたら書きます。 今回は長いオプションと短いオプションをシェルスクリプトでパースするときの話です。 シェルスクリプトではcaseを使う方法とgetoptsを使う方法があります。caseだと長いオプションと短いオプションを扱えるものの短いオプションをまとめるのに苦労し、getoptsだと短いオプションをまとめられるものの長いオプションを扱えません。 そこで解決策。--foo ARG -f ARG -hをパースし、他のオプションも許可(無視)、--でパースを止めるとします。 while [ "$#" -gt 0 ];do ARG="$1";shift case "$ARG" in --foo) do_something_with "$ARG";; --) break;; --*) ;; -*) OPTIN

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  • 独学でプログラミングをやってきた中で良かった技術書50選 | κeenのHappy Hacκing Blog

    今まで読んできた技術書の中で良かったものを挙げていく。 そろそろ棚が溢れるので捨てる前に書き留めておく。 私は独学でプログラミングを始めたので情報系専攻の人には何をそんなというも混っているだろうが価値は人それぞれ違う。 一応私自身について語っておくと学生時代はプログラミングに興味を持ちつつも数学科に進んだ。 しかしそこでもプログラミングへの興味は薄れず、色々を読んだり同学年の情報科学科の真似をしたりしていた。 今思えば日の精鋭たる東大情報科学科の人達に勝てる筈もなかったのだが学生時代に我武者羅になれたのは悪い経験ではなかった。 私が興味があったのは主にプログラミング言語そのもの、特にLispとその周辺。 何故か 挙げていく前に1つだけ。Webに大量に情報がある今、何故かについて説明したい。簡潔に言うと 文章が推敲されていて読み易い 1つの情報ソースに多彩な内容が載っている 巨大

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