この夏、火星が大接近今年、注目の天体ショーといえば、火星大接近。15年ぶりの大接近です。最接近は7月31日。梅雨明けの晴れた晩は、深夜、赤く輝く火星を眺めてみましょう。 火星も地球も太陽のまわりを公転する太陽系の惑星です。地球は約2年2カ月ごとに地球の外側を公転している火星を追い越し、その際に地球と火星は最接近します。惑星の軌道、特に火星の軌道は少しつぶれた楕円形のため、接近の度合いは「小接近」、「中接近」、「大接近」に便宜上分けることが出来ます(ただ、その差に厳密な定義はありません)。今回は2003年以来の15年ぶりの大接近です。 提供:国立天文台天文情報センター2003年には火星と地球は5576万kmまで近づき、6万年ぶりの大接近と話題になりました。今回の最接近時(7月31日)の距離は5759万km、そして次回の接近(2020年)では6207万kmに近づきます。今回の大接近に近い次の大