県内の2018年度末時点の林業就業者数が前年度比95人減の1499人となり、県が調査を始めた1992年度以降で最も少なくなったことが3日、分かった。4年連続で過去最少を更新し、初めて1500人を下回った。新規就業者数は6年連続の減少で過去最少の87人。県林務部は他産業に比べ給与水準が低いことなどが要因とみている。 92年度の就業者数は3087人で、過去26年間で半減した=グラフ。県は22年度の目標就業者数を2200人としているが、達成は厳しさを増した。18年度の林業事業体数も前年度より6減の165だった。 18年度の就業者の平均年齢は47・1歳。50歳以上の就業者は92年度に約8割を占めていたが、18年度は約4割に減少した。県林務部は、新規就業者数は減少しているが、それを上回る数の高齢者が退職している結果だとみている。 県などによると、林業就業者の年間平均給与は約340万円で、全産業の平均