ニワトリはいつ、どこで誕生したのか?ニワトリは今日、南極大陸をのぞく全ての大陸とバチカン市国をのぞく全ての国で飼育されています。 ニワトリの祖先は、東南アジアの森林に生息する「セキショクヤケイ」です。 体重1キロ弱で年間4〜8個の卵を産み、現代のニワトリと比べると明らかに小型で、筋肉量や産卵数もはるかに少ないと言えます。 セキショクヤケイ(左がオス、右の2羽がメス) / Credit: ja.wikipediaニワトリの飼育が始まった正確な時期は不明ですが、これまでの研究によると、約3600年前に今日のタイ辺りで家畜化され、3000年前までにはヨーロッパやオセアニアに広まったと考えられています。 ただ当時のニワトリは体重や産卵数もセキショクヤケイと同程度で、今日ほど家畜としての価値は高くなかったはずです。 それゆえ、なぜニワトリが急速に世界中に広まったのかは分かっていません。 「家畜ニワト