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ブックマーク / artexhibition.jp (14)

  • 河野沙也子の「漫画で紹介、先輩画家」第30回 下村観山 類まれな美意識を映す優雅な作品世界

    大観らと共に、新しい日画の創造に邁進した下村観山。近代日の芸術の歩みを語る上で欠かすことのできない、巨大な存在です。 天才肌で、作品も洗練されたセンスを感じさせるものばかり。普段はどんなキャラクターだったのかというと…。 そんな豪快なところがあったとは!完璧なばかりではなかった、ということでちょっとホッとしたり(笑)。いずれにせよ、彼の作品なこれからも長く愛されるでしょうね。 河野沙也子(かわの・さやこ)さん 日画家。1996年、兵庫県生まれ。2019年、京都市立芸術大学美術学部日画専攻卒業。2021年、同芸術大学修士課程美術研究科絵画専攻日画修了。

    河野沙也子の「漫画で紹介、先輩画家」第30回 下村観山 類まれな美意識を映す優雅な作品世界
  • 【プレビュー】「殿さまのスケッチブック」永青文庫で4月27日から 博物図譜の全容を大公開

    殿さまが見たリアルをスケッチした「博物図譜」 日の博物学は、中国の薬学・博物学である「草学」の影響を受けて発達し、18世紀には「博物趣味」に熱中する大名が多く現れました。その先駆けの一人が熊藩6代藩主の細川重賢しげかた(1720~85年)です。 重賢は藩政において名君と称えられる一方、参勤交代の途中で植物採集にいそしむなど、博物学に没頭した一面もありました。重賢は採集・飼育した動植物をカラーで写生させ、情報をメモしました。驚くほど細かく描き込まれたスケッチやメモからは、重賢の情熱と好奇心を感じとれるのみならず、絶滅したニホンオオカミの胴や顔、足の長さの記録など、貴重な史料となっています。 竹原玄路筆、谷口鶏口賛「細川重賢像」江戸時代(18世紀)永青文庫蔵 迫真の描写の「毛介綺煥もうかいきかん」全場面を一挙に展示 「毛介綺煥もうかいきかん」 哺乳類や爬虫類、魚類などの様々な動物が、名称

    【プレビュー】「殿さまのスケッチブック」永青文庫で4月27日から 博物図譜の全容を大公開
  • 【AROUND HOKUSAI】⑯ 友人・庇護者・影響を与えた人々・その1――喧嘩するほど仲がいい? 曲亭馬琴

    曲亭馬琴 作・柳川重信画『南総里見八犬伝』第三輯巻五 ※出典: 国立国会図書館デジタルコレクション(https://dl.ndl.go.jp/pid/2551602) 室町時代後期、南房総の安房国を舞台にした『南総里見八犬伝』は、「犬」の文字をそれぞれ名前に持つ「八犬士」たちの活躍を描いた伝奇小説である。作者の曲亭馬琴(1767~1848)は文化11(1814)年から28年かけ、途中失明という艱苦にあいながらも息子の・お路の協力でこの長編を完成させた。江戸期の戯作文学を代表する作品である。 その『八犬伝』は戯作文学の中でも「読」というジャンルに分類されている。18世紀中葉、江戸では社会風刺や様々な物事のパロディーを取り扱った「黄表紙」や遊里での粋な遊び方などを描いた「洒落」が人気を集めていたのだが、老中・松平定信による「寛政の改革」でこれらの文学が弾圧されてしまったため、よりストーリ

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  • 【プレビュー】「歴博色尽くし」国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で3月12日から 日本における色と人間のかかわりを考える

    醍醐寺五重塔彩色模型が初展示 昭和29年から35年にかけて解体修理された国宝醍醐寺五重塔の内陣には、かつて曼荼羅とともに彩色が施されており、これらの彩色復元を手掛けたのが、のちに文化庁の選定保存技術「建造物彩色」の保持者に認定された山崎昭二郎(1927〜1993)でした。山崎は現地にて緻密な調査を行い、彩色の痕跡をトレースして白描を作成しています。 展では、山崎による3メートルを超える復元彩色模型(実物大)と、その白描画が初展示されます。 醍醐寺五重塔彩色模型 国立歴史民俗博物館蔵 醍醐寺五重塔彩色模型:ろ1柱帯(腰長押下部)(部分)《山崎昭二郎作成》 国立歴史民俗博物館蔵 多彩な館蔵資料で「色」と人の関わりを考える 染織工芸資料からは、江戸時代から明治時代に用いられた着物の発注見や、飛鳥・奈良時代の古い染織品の断片である「上代裂(じょうだいぎれ)」が紹介されます。 寿印色手 江戸~

    【プレビュー】「歴博色尽くし」国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で3月12日から 日本における色と人間のかかわりを考える
  • 【開幕】「癒やしの日本美術―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」とことん”ゆるかわ尽くし”! 年末年始にもぴったり 山種美術館で2月4日まで

    山種美術館(東京・渋谷)で「癒やしの日美術―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」が開催されています。12月4日に開かれた内覧会に伺いました。 若冲の「ゆるかわ」がお出迎え 「日美術の鑑賞をとおして、心が癒される展覧会」を意図して企画された展。冒頭から若冲の「ゆるかわ尽くし」でした。若冲といえば、「動植綵絵」のような鮮やかで濃密な作品のイメージが強いですが、展では「伏見人形図」や「布袋図」など、あたたかみのある作品が集います。 伊藤若冲「伏見人形図」1799(寛政 11)年 山種美術館蔵 伊藤若冲「布袋図 (無染浄善 賛)」1762(宝暦 12)年 個人蔵 ふわもふ動物、心安らぐ風景も 動物画も堪能できます。長沢芦雪「菊花子犬図」は、まさに「ゆるかわ」の限りを尽くしたと言ってもいいでしょう。画面の中にふわふわ、もふもふがギュギュっと詰まってる様には、愛おしさすら感じます。 長沢芦雪「菊花子

    【開幕】「癒やしの日本美術―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」とことん”ゆるかわ尽くし”! 年末年始にもぴったり 山種美術館で2月4日まで
  • 再掲【図録開封の儀】「宝石 地球がうみだすキセキ」の図録が美術展ナビオンラインストアで購入できるようになりました

    昨年のGWの話題展のひとつだった宝石展(特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」)から1年。あの感動をよみがえらせる図録開封記事を再掲します。図録は美術展ナビオンラインストアで購入できるようになりました。この記事を読むだけでも宝石について詳しくなれますので読み物としてもお楽しみください。(初出2022年5月3日) すばらしい美術作品を目の当たりにしたとき、人は感じたことを言葉で語ろうとします。視覚情報をもとに、知識や経験を総動員して、目の前の「美」の価値を測ろうと試みるのが、美術展ファンの習いではないでしょうか。 国立科学博物館で2022年6月19日まで開催中(※閉幕すみ)の特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」(以下、「宝石展」)には、見るものに言葉の無力さを感じさせるほどの宝石が大集合しています。会場で味わった、あの宝石たちの輝きがもたらす感動に比べれば、図録の読後感は”小粒”になるのでは

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  • ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END

    空想と現実を行き交う自由な発想とタッチで、作品制作のみならず絵の刊行など幅広い活躍をみせる画家・ヒグチユウコ。展では、自身初となる大規模個展として全国巡回した約500点の作品に、巡回では紹介しきれなかった作品もあわせた約1,000点を公開する。 ヒグチユウコが描く生き物や少女、キノコ、この世ならぬ不思議ないきものたちが繰り広げる、楽しくもどこか切ないサーカス(CIRCUS)の世界が楽しめる。

    ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END
  • ハイソなサロン感、ちょっと意外な浮世絵の世界――すみだ北斎美術館で企画展「北斎かける百人一首」

    ここに挙げた葛飾北斎の「五歌仙 月」、よくよく見ると大変凝った作品である。左上に浮かんでいる月や女性(「やすらはでねなましものをさ夜ふけて かたぶくまでの月を見しかな」の一首を詠んだ赤染衛門をイメージしているそうだ)の着物のねず色の部分、これは銀色の粉を使った「銀摺(ぎんずり)」。その月の周辺、色を付けず凹凸で雲を表現しているのだが、これは「空摺(からずり)」という技法である。これは「摺物」といって、趣味人たちがお金を出しあって制作した「プライベート版」の浮世絵なのだが、なるほど豪華でハイセンスな作品だ。 作られたのは、文政年間(1818~30)の中期頃。『北斎漫画』の初編が出たのが文化11(1814)年だから、北斎はすでに売れっ子だったはずである。その売れっ子にこういう作品を「オーダーメイド」で「特注」した人々は、どんな面々だったのだろうか。そんなことを思ってしまう。 葛飾北斎「楊枝屋店

    ハイソなサロン感、ちょっと意外な浮世絵の世界――すみだ北斎美術館で企画展「北斎かける百人一首」
  • 美術展ナビ

    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

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    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

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    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

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    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

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    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

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    2024年のGWは4月27日(土)~29日(月・昭和の日)の前半3連休と、5月3日(金・憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)、6日(月・振り替え休日)の後半4連休となってます。 4月には「デ・キリコ展」(

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