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ブックマーク / www.brh.co.jp (3)

  • DNAから進化を探る | イチジク属植物とイチジクコバチの共生関係の仕組みについて

    「イチジク属植物とイチジクコバチの共生関係の仕組みについて」 私達の研究室で、研究対象としている「イチジク属植物とイチジクコバチの共生関係の仕組みについて」 映像や動画を使って詳しく説明していきたいと思います。 日国内では、南西諸島から関東まで分布していますので、気をつけて観察していただければ皆さんの周りでも見つけることができるかもしれません。 イチジクと言えば、頭に浮かぶのは果物のイチジクであろう。実は果物のイチジクはイチジク属(Ficus)に属する多くの種のうちの1種(Ficus carica)であるにすぎない。つまり、イチジクには多くの仲間がいる。 イチジク属はクワ科において最も種多様性が富む属であり(750種以上)、唯一の送粉者であるイチジクコバチとの間に、互いに利益がある「相利共生関係」が構築されている。その相利共生関係の特徴と仕組みについて詳しく見てみましょう。 イチジクとイ

    DNAから進化を探る | イチジク属植物とイチジクコバチの共生関係の仕組みについて
  • RESEARCH 共生細菌が生み出すゾウムシの硬い外骨格

    RESEARCH 共生細菌が生み出すゾウムシの硬い外骨格 安佛 尚志産業技術総合研究所 生きものの体内に住む共生細菌が、宿主の生存を左右する重要な役割を果たすことがある。ゾウムシという昆虫の体内に1億年以上前から住み続けている細菌のはたらきから、両者の生存と繁栄を支える共生関係を調べた。 1.昆虫の体内で生きる共生細菌 近年、ヒトの病気や心身の健康に腸内細菌が深く関わることが明らかになり、生体内に住む細菌の多様な機能が注目されている。私たちは、昆虫の体内で暮らす細菌が宿主にもたらす機能を研究している。 昆虫類はこれまでに記載された全生物種の過半数を占め、陸上生態系の主役となるグループである。一方、細菌は記載された種数は昆虫に遠く及ばないが、その記載数は地球上の全細菌種の1%に満たないとも言われており、膨大な数の未知の種が存在すると考えられる。昆虫と細菌の共生関係においては、互いの種数の多さ

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  • RESEARCH 縄文人の核ゲノムから歴史を読み解く

    1.アフリカから日列島へ、祖先の長い旅 アフリカを起源にもつ私たちヒト(ホモ・サピエンス)は、およそ5~10万年前に故郷を出て世界中に拡散していった。出アフリカの時期とルートは現在も議論のあるところだが、一部の集団がおよそ4~5万年前に東アジアに進出したことは、化石の証拠などから明らかとなっている(図1)。このようなヒトの歴史を探る研究には、これまで人骨や土器などを発掘し観察する考古学と古人類学の手法が用いられてきたが、1980年代以降DNAから歴史を読み解く遺伝学的研究も盛んに行なわれるようになった。私たちヒトが100万年以上前にアフリカを出て世界に拡散した原人の子孫ではなく、およそ20万年前にアフリカで誕生した系統の子孫だという「アフリカ単一起源説」の証明も遺伝学的研究による成果の1つである。

    RESEARCH 縄文人の核ゲノムから歴史を読み解く
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