NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者、牧野富太郎に関連するミニ展示が6月21日まで、群馬県中之条町の歴史と民俗の博物館「ミュゼ」で開かれている。注目は旧六合村赤岩の湯本家に伝わる江戸時代の植物標本。牧野博士が鑑定し、間違いがほとんどないことを絶賛したという逸話が残る。 湯本家は江戸時代に9代にわたり医師を務めた名家。逃亡中の蘭学者、高野長英をかくまったとされる家として知られる。 標本は医師の湯本明敬が薬草研究のため、1825(文政8)年から27年ごろにかけて子どもたちと野山を歩いて採取したもので、ハッカ、ヤマトリカブト、タンポポなど80種が現存する。一つ一つが和紙で包まれ、子どもの筆書きで植物名が記されている。子孫の滋さん(草津町)が所蔵する。 1952年、滋さんの祖父・貞司さん(故人)から標本の鑑定を依頼された牧野博士は、鉛筆で植物名などを書き添えて返却した。
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