イケメンで明るく爽やか、裏表のない好男子――そんな人畜無害な男のなにがいいのだ、とお嘆きの女性がおられれば、森茉莉の「ドッキリチャンネル」を一読されたい。七十年代後半から八十年代にかけ週刊新潮に連載されていたコラムで、テレビや書籍、日常で接した事柄を歯に衣着せぬ論調でバッサリ斬った内容である。二枚目俳優の演技を「優等生的」と一蹴、一方で田中邦衛の芝居の深さに紙幅を割き、タモリを気持ち悪がりつつも
![森茉莉 自分を偽らない人生 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e7cfa7b614a026b37aa9fba53806af0d6404abb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXBZO6542769016012014000002-8.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D7b4542b9077dc2b029fb27efa40ec1b7)
1960年代の終りの頃、森茉莉さんに何度か會つた事がある。都合五六回もお目にかかつたらうかと思ふ。 茉莉さんの小説や隨筆は、三島由紀夫の『私の遍歴時代』といふ著作に教へられて十代の頃から愛讀してゐた。當時、茉莉さんは「話の特集」といふ雜誌にも時々短いエッセイを發表してをられたが、これが假名遣は新舊入り混ぢり漢字も正略混用といふ、目も當てられぬものだつた。この雜誌の編輯者井上保さんと懇意にしてゐたので、或る時その事を注意したところ、「それぢやあ、今度から校正を見て頂戴」と言つて、その後、何度か實際にゲラを見てゐる。 扨、その原稿は一應正字歴史的假名遣ながら、相當に出鱈目な所が目立ち、更にそのうへ補訂の類が亂雜に書き込まれてゐて、書き損じが一字あるだけでも氣になつてしまふ僕などには、ちよつと信じ難いやうな代物だつた。玄人作家の原稿は斯樣なものかと思ふと同時に、「新潮」などの文藝誌に載る茉莉
「本の本」より森茉莉と金井美恵子、それに奥野健男の鼎談記事を。 今回分量があるので抜書きできず、誌面のスキャン画像になってしまった。画像だと再利用がし難いので嫌なのだが仕方がない。 掲載されたのは1976年9月号、「特集・現代の女流」の号。「おんな、おとこ、そして文学」というテーマで話しているのだけれど、参加してるのが森茉莉と金井美恵子なので、中身は女流作家二人が好き放題喋ってるだけという感じ。まぁ、それが面白いし、らしくて良いんだけど。 適当にスキャンしたので画像はかなり汚いです。「おんな、おとこ、そして文学 その1」 「おんな、おとこ、そして文学 その2」 「おんな、おとこ、そして文学 その3」 「おんな、おとこ、そして文学 その4」 「おんな、おとこ、そして文学 その5」 「おんな、おとこ、そして文学 その6」 「おんな、おとこ、そして文学 その7」『本の本』 ボナンザ 1976年9
作家 森 茉莉さんの初代サポーターが私? 天童 大人 去る5月下旬、森茉莉文学館の白川宗道館長から突然、電話が有り、<森茉莉忌>は6月6日なのだが、今年は、来る6月11日正午過ぎから下北沢の、茉莉さん縁の店、邪宗門 (℡03-3410-7858)で、<森茉莉忌>を開催する、ので森茉莉さんの初代サポーターとして、何か話してもらいたい、との電話を受けた。 追って6月2日、メールが届き、初代茉莉さんサポーター天童氏×萩原葉子先生にもインフォームしてあると記されてある。 日時:6月11日(12時)下北沢駅:メイン改札口近く、2階になったところ。(時間厳守)。参加申し込み&仔細は白川宗道携帯(090-9975-7855) 参加費3000円。関心の或る方は是非、白川氏に連絡し、ご参加下さい。 かってある会合で詩人の白石かずこさんと一緒に居た白川氏と立ち話で、彼が森茉莉さんのところに出入りしていた事を知
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