取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年7月号*1ではグラフィックデザイナー永原康史さんに「デジタルフォントがもたらしてくれる新たな文字の楽しみ」について語っていただきました。 * * * * 『日本語のデザイン』という本があります。1990年から電子メディアのプロデュースや制作を手がけ、本阿弥光悦マルチメディア展示プロジェクトや秀英体展示室といった展覧会、展示のアートディレクションにも携わってきた永原康史さんの著書です。 デザイン作業にコンピューターが使われ始めた90年代後半、だれでも簡単にタイポグラフィの業務に携われるようになったことによる文字組みの質の低下への危惧から、改めて日本語組版のルールを作ろうという機運が生まれました。そういった時期に永原さんが取り組んでいたのは、偶然にもデジタルメディアで日本美術を再考するようなプロジェクトばかりだった
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