記事一覧 白川文字学児童向け解説本3万部 県教委「全国注目の表れ」 (2012年2月14日午前7時27分) 改訂版の発行が3万部に達した「白川静博士の漢字の世界へ」 福井県福井市出身の文化勲章受章者、故白川静さんの文字学を取り入れた小学生向け漢字解説本「白川静博士の漢字の世界へ」(改訂版)の発行がこのほど3万部に達した。県教委は「白川文字学を取り入れた本県の漢字教育が、全国で注目されていることの表れ」と喜んでいる。 解説本は県教委が漢字学習教材として作成し、2008年4月から小学校の授業で活用している。同年12月から県内生協で一般販売を始め、7千部を完売したがさらに購入希望者が相次いだため、昨年2月に平凡社から全国販売された。今年2月2日に5版5千部を増刷、改訂版の累計が3万部となった。 白川さんが書いた「常用字解」に基づき、小学校の学年別配当漢字1006字について、辞書形式で成り立ち