【オススメ対象者】コツ3部作を既に読まれた方、現場での臨床“観”を養いたい方、診断の言葉で頭が一杯な方、心理療法にのめり込んでいる方 本書は、『コツ三部作』などで知られ、精神科臨床で数々の業績を重ねておられる精神科医・神田橋條治氏によって書かれた、確実性を求めるが故に「医学栄え医療亡ぶ」の流れが加速しつつある現状に対して、著者の治療一筋の人生をもとに、今一度、治療者の内側に人情と主観とを大切にする職人を育成するべく書かれた童話であり、『コツ三部作』を貫く物語を記した1冊です。 内容は以下の通りです。 一章 いのちの物語 二章 病 三章 ファントム界 四章 病む側の視点からの治療 五章 ファントムの登場 六章 治療する側の視点からの治療 七章 治療的介入という異物 八章 からだPへの治療的介入 九章 研究 (目次より) 本書は、これまでの『コツ3部作』と違って、 昔、「病を治すのではなく、病