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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/dame_kana (3)

  • ダイオウイカとの出会い - いかすみ万年筆

    見聞記 ロンドンの自然史博物館(London Natural History Museum)は、現地の子供達の間で「恐竜博物館」として知られほど、恐竜関連の展示で有名で、親子連れは勿論、生徒達の団体見学や観光客で常に賑わっている。この博物館は訪問者への展示、教育だけではなく、その舞台裏には自然化学分野における最新鋭の研究室の数々を擁している。外部から出入りをしている人数を含めると、300人近くの科学者が博物館内で働いているそうだ。 また、研究とカタログ化の為に膨大な数の生物のサンプルを保管している。館の西側に続く建物、7階建てのダーウィン・センターには2千2百万もの液漬け標の瓶がミッチリと保管されていて、その棚の全長は27kmにも及ぶ。その一部が一般公開されているのは、あまり知られていない。 私はこのSpirit Collection Tours(液漬け標蒐集ツアー)に二回参加してい

  • 冷カレーの情景 - ロココの足袋

    心の旅 私は炭坑町に生まれた。父が炭坑会社に勤めていたのだった。 出水で炭坑が閉山されるまで、古くて小さい木造平屋に家族4人で住んでいた。閉山同時、私は4歳なったかならないか。その頃の妙に寂れた人情味のある光景は、スライド写真のように断片的に記憶の片隅に残っている。 父が働いて事務所は、我が家の前の細い道を真っすぐ歩いて2〜3分のところにあった。就学前の私は、父にお昼のお弁当を届ける役目だった。11時半になると、母は台所に立ち、自分と私のお昼ご飯を作りつつ、父の平たいアルミの弁当を詰めた。それを新聞紙で包み、さらに木綿の布巾で包みキュッと結んで、私に渡す。 「車に気をつけてね。」 なにせ小さな町。車など殆ど通らなかったけれど、私はコクリと頷くと、母から父への愛の詰まった弁当を大事に抱え勝手口から出動。大人から見れば事務所まで目と鼻の距離。でも、幼児にとっては『Route 66』のように感じ

  • フカフカ石を求めて - ロココの足袋

    見聞記 メレ子さんの『化石や鉱物のフシギに胸おどらせる「石ふしぎ博物館」』にて、ラブリーなオケン石を拝見して以来、私の頭の中はフカフカした鉱物で一杯。そんなことで、私もロンドンは自然史博物館にフカフカ石をリサーチに、いざ出動!。ちなみに私、鉱物についての知識は全くございません。 オケン石の英名はオケナイト(okenite)。なんだか徹夜カラオケみたいな名前だが、忘れないように手のひらにボールペンでメモって行く。 自然史博物館は大きく2つに分かれていて、メインは生物学的自然史の展示、別館は地学的自然史の展示となっている。一番人気は恐竜の化石展示室で、子供達に「恐竜博物館」と呼ばれ大人気。それに比べて、地学エリアの人気の無いことよ。夏休みだと言うのに閑散としている。私としては空いていて嬉しいけど。 こんな日の商店を模した地震体験コーナーもあるよ。せいぜい震度3くらいだけど。棚の商品は古くて埃

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