platospace Just another WordPress weblog 該当する投稿は見つかりませんでした。 platospace is proudly powered by WordPress 投稿 (RSS) と コメント (RSS)
昨日のブログでお知らせした「フクヘン。展」(仮)で展示する蔵書のライン ナップを考えていて、その1冊として、たとえば、これを出したいと思った。 ↑松岡正剛ほか[編] 杉浦康平[造本]『全宇宙誌』工作舎 1979年 日本の出版史に独自の位置づけで歴史を刻む出版社である工作舎の 設立時から構想があったというのが、この『全宇宙誌』である。 「宇宙それ自体であるような一書」(本書より)という。 これまで出版された本は、人類の知の体系—知の宇宙—を成す。 それをブックコスモスというのだろう。 それに対し、宇宙を1冊の本にまとめる。コスモスブック? ↑裏表紙(表4)側。 オリジナル版で付けられていた透明ビニールに白インク印刷のカバーが傷みやすい ためか、のちの版では紙のカバーに替えられてしまっている。 ↑紙のカバー。デザインは、杉浦康平+谷村彰彦となっている。 この本について語れば、
発売中のBRUTUS「仏像特集」のメイキングをお届けしているが、 今日は冒頭の特集「仏像の歩み」について。 これは仏像をキャラクター的に解説するとか、旅ガイドにそって案内するとかの 雑誌にありがちな仏像特集とは一線を画して、歴史やストーリーで 仏教と仏像について整理しようという22ページです。 その部分のラフを公開しましょう。 これはデザイナーに説明しながら、その場で描いてもらったバージョンを 自分用に拡大コピーしたもので、オリジナルはA3一枚にまとめられているが、 それを倍の大きさに拡大。A3のコピー紙をつなぎ合わせた大判にして、 そこにいろいろ書き込んでいる。 たとえば、一番右上に描いてある見開きは「仏教伝来」についてのところ。 一番上の段、左から2コマ目。「浄土信仰」に関する見開きだが、 その後いろいろ変遷があり、違う図版とレイアウトになって、こんな感じ。
21_21 DESIGN SIGHTで「U-Tsu-Wa/うつわ」展が開催中なので、 そのトピが続いたが、今回もルーシー・リィーの話題。 1989年に草月会館であった「ルゥーシー・リィー展」(Lucieのカナ表記が違う) のことは何度か書いたのだが、そのときのカタログが今回復刻された。 「幻の〜」とまで言われた本書を当時の発行元である三宅デザイン事務所と 三宅デザイン文化財団が、復刻し書籍化した。版元は展覧会カタログと同じ求龍堂。 1989年、東京では草月会館、大阪では市立東洋陶磁美術館で開催、 監修・三宅一生、撮影・石元泰博、デザイン・亀倉雄策の各氏による カタログなのだが、今回復刻する際に当時のままのタイポグラフィが 現在のDTP用フォントになかったりで苦労が多かったらしい。 確かに、写植からDTPのフォントになって、書体がそのまま完全に移行する わけではないので
東京大学総合研究博物館教授の西野嘉章先生からすごい本が届いた。 ↑『西洋美術書誌考』東京大学出版会刊。本体価格8,800円。 西野先生は博物館工学や美術史を専門とし、東大を中心に活躍されていて、 僕も仕事でご一緒させていただいたり、展覧会のパーティで会うこともある。 この本は彼が美術書の研究の途上で偶然出会った一個人の蔵書の海にはまり、 それを研究する喜びと苦しみの、ひとつの成果なのである。 ・・と書いて、僕も今日、手にしたので頭の方をざっと読んだだけだし、 もし、丹念に読んだとしても、どこまで理解できるかわからないのだが。 しかし、さすがは西野先生の本だと思うところはいくつかある。 それはすぐにわかる。たとえば本の書き出し「緒言」のところだ。 まるで、本をめぐるミステリのように、いきなり引き込んでくれるじゃないか。 ↑エスプリ・カルヴェの蔵書を偶然発見するくだり。(クリッ
東京国立博物館の表慶館で「未来をひらく福澤諭吉展」が始まっている。 ↑3月8日まで。そのあと、福岡、大阪に巡回。 ↑「獨立自尊迎新世紀」書幅。1901年。 独立自尊の精神を掲げた福翁(福澤氏)の戒名は「大觀院獨立自尊居士」 ↑福翁愛用の品も多く展示。印章や眼鏡から食器、股引(!)まで。 ↑『日本婦人論』自筆原稿。「男女は対等」「自由快楽は男女共有のもの ↑グーテンベルク印行「42行聖書」上巻。世界に48部現存するうちの1冊。 ↑秋草紋壺。陶磁部門の国宝第一号。昭和17年に日吉キャンパス周辺で発掘。 福澤は芸術については積極的な発言はしなかったと言われるが、 その社会的意義を十分に理解していた言葉として引用されるのが、 「國光発於美術」(国光は美術に発す)。書幅の複製が遺っている。 一方、福澤の門下生で実業界で活躍し、古美術や茶道の世界でも 名を馳せた人たちは多く、今回は彼らの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く