「目分量」を辞書で調べると 目で見て、大体の分量をはかること。また、その分量。などと書いてあります。 「大雑把」と同義語で使う人もいますがそれはないと思います。 「大雑把」は辞書で調べると 細部にまで注意が届かず、雑であるさま。などと書いてあります。 グラフィックデザインの世界で「大雑把」はいただけませんが「目分量」や「目感」の能力は大切です。 料理にも「目感」とか「さじ加減」などの言葉を使うと聞いています。 グラフィックデザインがデジタルで制作する様になる以前、 例えば表組の高さ5mmの罫線の真ん中に写植の文字を貼付ける場合、新人は定規で測ろうとしました。 また左右の傾きも三角定規で一生懸命に切り口を水平に合わせ様としました。 ベテランはこの作業を定規を使わずに「目分量」や「目感」でやります。 なぜなら1mm単位の定規で、例えば文字と罫線の間を0.8mmアキにするなど測れないので 「目分