A Study on the Influence of Modernistic Design Trends on the Establishment of Today's Typesetting 我が国近代における「活字組版」成立過程の検証を中心的な研究対象とする。幕末・明治期以降の近代化の過程において軍事・法制・教育などさまざまな制度が政策として急進的な近代化を進められたとき、そのための知識の流通の基盤をなす印刷・出版文化の中で、どのような変容があったのかを検証する。「小學読本」教科書の普及や「言文一致運動」を通じて成立した「国語」の枠組みの世界の、その連続の中にわれわれの「組版」や「デザイン」はある。そのようなことをより明確に意識化する立場から、現代のグラフィックデザインの日常的な製作の現場で「書体」「組版」「タイポグラフィ」の表現にそれらが、どれほどの影響を及ぼしているかを確認し、実