ここ数年、国内のインディー・シーンで活躍するアーティストが次々とアジア公演を行ったり、国内でアジアと日本のアーティストの対バンを見たりすることが珍しくなくなった。こうした動きをよく見ると、単なるビジネスという立場を超えた貢献者…重要人物が浮かび上がる。今回取材させていただいたのはそんな重要人物の1人、寺尾ブッタ氏である。日本と台湾両方に拠点を置くブッタ氏の仕事に着目し、仕事の話や台湾のライヴ事情、また台湾に拠点を置くようになるきっかけなどを伺った。 取材・文 / 藤森未起 写真提供 / シャムキャッツ 寺尾ブッタ 東京・青山のライヴハウス〈月見ル君想フ〉のスタッフ、店長を経たのち、2014年には海外公演の企画手伝いをするエージェンシー「浪漫的工作室」を立ち上げ、〈月見ル君想フ〉の台北店を開店。日中台間のライヴの企画・サポートのほか、音楽レーベル『BIG ROMANTIC RECORDS』を
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