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ブックマーク / tokyotram.blogspot.com (1)

  • 『谷川雁 永久工作者の言霊』

    “かつて「難解王」と呼ばれた”(P8)谷川雁(1923~1995)――は、ある世代の者にとって、伝説の人である。詩人→突然の詩との決別宣言、日共産党山村工作隊活動家→共産党離党、新左翼革命家、評論執筆、人・森崎和江と筑豊・中間への出奔と同棲、労働運動(大正行動隊、大正鉱業退職者同盟)指導者→新左翼運動・労働運動からの完全撤退、すべての表現活動の休止、言語教育会社(テック)重役就任→同社組合弾圧、テック退社、「十代の会」組織化運営、復活・・・ 雁の履歴をこうして素描してみても、その実像を明確に把握することは難しい。雁と同世代であり、60年安保闘争を反日共系活動家として共闘した吉隆明とは、詩作を出発点としたところなど、重なり合う活動領域・思想領域が認められるものの、二人を截然と分けるのは、雁が会社の重役となり、さらに組合弾圧を行った履歴にある。 これまでのところ、雁がテックという会社で具

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