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ブックマーク / www.aritearu.com (2)

  • 「アリストテレスとアメリカ・インディアン」L・ハンケ著 岩波新書

    書 序 より引用 近年スペインアメリカ征服について書かれたものを読むと、歴史家の使命に 終わりなし、また、過去を描く書物は絶えず改訂を施さるべしという古い箴言が、 真理を語るものであることがよくわかる。この改訂は新しい材料の発覚から来る ことが多く、また誰でも知っている資料から新しい解釈が出てくることもある。 書を執筆するに当って、私は、これまで利用されたことのない手稿を含めて、当 面の問題に関するあらゆる資料を動員しようと試み、また、私自身の見解を打ち 出すに先立って、従来のすべての解釈に検討を加えようと努めた。そして、「過去 は序幕である」(シェークスピア作『テンペスト』中の言葉)から、いや少なくとも時 折はそうであるから、私は1550年の思想上の闘争が今日にもつながる問題で あることを示そうと試みた。アリストテレスの地理上の概念がアメリカ発見に影響 したことは、かなり前から知ら

    「アリストテレスとアメリカ・インディアン」L・ハンケ著 岩波新書
  • シモーヌ・ヴェイユ(Simone Weil)の言葉

    ある事象が神に発していることを示す公準は、真理を宣言し正義を愛するという能力 こそ喪失しないが、それらが狂気の性格のいっさいを現しているということである。 「超自然的認識」 自分が死ぬ前には、十字架にかけられて、「わが神よ、どうしてわたしをお見捨てにな ったのですか」といわれたあのキリストと完全に同じ状態にされていたい。その特権を うるためなら、わたしは天国と呼ばれるものは全部よろこんで捨て去ってしまおう。 「超自然的認識」 神がわれわれを愛したもうから、われわれは神を愛さねばならないというのではなく、 神がわれわれを愛したもうから、われわれは自分を愛さなければならないのである。こ の動機がなかったなら、だれが自分を愛することができようか。こうした廻り道を経なけ れば、人間は自分を愛することができないのである。 「愛と死のパンセ」 空想はいつも一つの欲望、すなわち一つの価値に結びついている

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