どこで改行するか 次のTeXソースを見て下さい。本文部分だけを示しています。 \hsize=12zw \parindent=0zw ああああああああああああ あ、あ、あ、あ、ああーー ーああ。 まず、1行の幅 (\hsize) を12文字幅にし、段落の字下げ (\parindent) をゼロに指定しています。これで、以後12文字ごとに自動的に改行されますね。TeXはソースの改行は無視するので、ソースはどこで改行しても同じなのですが、ここではわかりやすいように、ソースも12文字ごとに改行してあります。 禁則処理 さて、この段落の3行目行頭に「ー」(長音記号) がありますが、この文字は句読点などと同様で、行頭には書けない文字 (行頭禁則文字) です。このような場合、組版ソフトは2つの選択肢を考えます。 前の行の文字間を詰めて、この文字を前の行の行末に移動する。(追い込み処理) 前の行の文字間を