NASAは9月18日、フェニックスに装着された小型マイクロフォン(MARDI)のスイッチオンオンにゴーサインを出した。MARDIは、惑星協会がメイリン宇宙科学研究所(Malin Space Science Systems:MSSS)の協力を得て作製し、現在火星の北極で調査を続けているフェニックス・ランダーの降下用撮像カメラに取り付けられた。 この火星マイクロフォンは、フェニックスの大気中の降下から着陸に至る音などを録音しているはずである。関係筋によると、何時になるか未定であるが、史上初の火星の音を地球に送信する状態にあるとのことである。火星の音は、MSSSが受信する。 MARDIは、惑星協会が火星へ送った2番目の火星マイクロフォンである。最初は、1999年12月3日に、火星の南極に着陸する予定であったマーズ・ポーラー・ランダーに搭載されたが、このランダーが火星の地表に激突したために破壊され