駿河湾から富士山の絶景が楽しめる、海上の県道223(ふじさん)号が産声を上げました。静岡市の清水港と伊豆地区を結ぶ海上の「みち」です。静岡県の新たな観光資源として、交流人口の拡大に大きな期待がかかります。 県道223号は、静岡市清水区の清水港から伊豆市土肥を結ぶフェリー航路全長約30キロに当たります。全国でも唯一、観光に特化した海路を県道として認定しました。正式な路線名は、「県道223号清水港土肥線」です。 これまで伊豆地域と静岡市は駿河湾を隔てているため、観光面での連携が不十分でした。このため、県道223号の誕生を契機として、地域一丸となって観光交流人口の拡大を図るために、駿河湾を取り巻く市町、観光協会、交通事業者などが集まり、「環駿河湾観光交流活性化協議会」が発足しました。両地域が一体となって観光交流促進や、広告宣伝、周遊ルートの開発を進めます。 県道223号は、駿河湾から望む世界文化